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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「のだめ」の異色のショパンはどれくらい異色ですか?)
のだめの異色のショパンとは?
このQ&Aのポイント
- のだめカンタービレを読んでクラシックに興味を持ち始めた素人が、のだめが弾いた「異色のショパン」について調べました。
- のだめが弾いたショパンのピアノ協奏曲第一番は、初心者には特に異色に感じられないようです。
- クラシック通の方の感想を聞きたい、という素人の質問です。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。クラシックの音楽家です。 のだめカンタービレのようなコミックやドラマのおかげで、クラシックに興味を持つ人が増えてくれるのはありがたいことだと思っています。ただ、あくまでも物語、おはなしですから、現実とは違い、私たちから見ると変なところもたくさんあります。 この演奏ですが、ピアノが弾き始めるところのテンポは、確かに通常よりは遅いですが、そのほかの部分はごく普通、特に個性的でもありません。弾き始めの箇所のテンポを遅くしたのは、異色のショパンという演出に合わせて工夫したのだと思いますが、まあこのくらいの遅さならば、まだ許容範囲です。普通はやりませんけれど、やってもそれほど衝撃的ではないですね。異色というならば、楽章は違いますが、下のイヴォ・ポゴレリッチの演奏などは型破りといえます。このピアニストは、才能も技術もあるのですが、ショパン・コンケールでは落選しました。最近はさらにテンポが遅くなって、さすがに賛否両論が起きています。 ショパン ピアノ協奏曲第1番 第2楽章 イヴォ・ポゴレリッチの演奏 https://www.youtube.com/watch?v=RZORj_hTPnc アルトゥール・ルビンシュタインの演奏と聞き比べてみて下さい。 https://www.youtube.com/watch?v=afVd7qrxoO4 物語は物語として楽しまれて、それをきっかけに、いろいろな曲、いろいろな演奏家に触れるようにしていただけると、私たちもうれしいです。 以上、御参考になれば幸いです。
お礼
お答え頂きましてありがとうございます。 やはり、それほど異色ではないということですね。 「異色のショパン」から逃げたドラマよりも、アニメのチャレンジは評価に値すると思いますが、もっと「のだめ」の凄さ、異色さを感じたかったので、その点は少しガッカリしました。 イヴォ・ポゴレリッチの演奏に関しては、まだベースのできていない私では、どちらもすんなりと受け入れてしまうのですが、 「静かで滑らかな湖」と「荒れて波が立っているような湖」くらいの違いを感じました。 最後に、初心者目線での「のだめカンタービレ」の功績は、海外の誰か知らないピアニストやお爺ちゃんのような指揮者を見た時に、その人達の背景を感じてみたくなったことです。 とんでもないものを乗り越えてそこで演奏していることがわかったので、respectから入ることができるようになりました。 のだめを読む前は「やっぱりコネなの?」とか普通に思っていましたから。