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アメリカ国内の輸送料金、中小企業の生き残りについて
- アメリカ国内の輸送料金や運賃については、日本と比べて高い傾向にあります。特に国土が広大なため、距離や地域によって運賃が異なることが多いです。
- また、アメリカや中国などの広大な国土では、大手運送会社が地方都市に攻め込みにくいため、地方の中小企業が生き残りやすいと言えます。
- しかし、具体的な運賃や中小企業の生存率については、地域や業界によって異なるため一概には言えません。状況や競合状況などを考慮して判断する必要があります。
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在米、物流関係の仕事に携わっています。 あくまで個人的な意見ですが・・・ >日本と違い、アメリカは広大ですが、運送会社に頼んだ際の運賃はやはり日本よりも高いのでしょうか? どうなんでしょうかね・・・ たしかに日本に比べれば広大ですが、それ故に国内運送にもいろいろな方法があります。 大きくわければ、航空便を使うのかそれともトラック便(陸送便)を使うのかーーといったところ。もちろん航空便の方が早くて高いわけです。 例えば、例に出された10kgsの貨物1つをニューヨーク(マンハッタン)からロサンゼルス(ダウンタウン)へ送る場合、UPSやFedExの航空便の一番高いサービス(翌日朝一番の配達)だと250ドル前後、翌々日配達のサービス(これも航空便)で150ドル程度、グッと下がって全行程トラック(陸送)便のサービスだと40ドル以下ですが4日かかります。 もっとも安い40ドルの陸送サービスを高いととるか安いととるか・・・ですね、なにせ旅客として飛行機で移動しても5時間以上かかる距離ですから。 >5,000円とかかかるようでは送る人は非常に少ないでしょうからそこまでの価格ではないのではないかと思います。 どうしても必要であれば利用しますよ。ただ、10kgs程度で所定の箱に入れられる大きさの荷物であれば、USPS(郵便局)のPriority Mail Flat Rateというサービスを使えば20ドルでお釣りが来ます。2~3日で配達されます。 >アメリカや中国などは国土が広すぎて大手の会社もなかなか地方都市に攻め込みにくいのかなとも考えたのですが。 >地方の中小企業も生き残りやすいのかな、と。 >実際はどうなのでしょうか? むしろ反対だと思いますよ。 物流業界は自分の会社のネットワークの強さ(大きさ・広さ)がモノを言います。自社ネットワークが強ければ強いほど競争力もあがればサービスも向上します。 なぜか? 自社で手配できない地域があれば、そこへの配達はどこか他社へお願いするか、さもなくば断るしかありません。例えば、A社でB市からC市に貨物を運んでもらいたい、でもC市はA社のネットワークでは対応できない。ではA社はどうするか?というと、C市にネットワークを持っているD社に委託するんです。そうするとD社への委託料が必要となる(それはA社の配送料金に跳ね返ってきます)し、時間も余分にかかります。高くて遅いサービスなんて使いませんよね? となると、全米にくまなくネットワークを持つことが出来るような大手の方が有利になるんです。 ただこれにも例外があって、FedExやUPSも地方都市では地場の運送業者に委託することもあります。このケースは、その地域(と言っても複数のカウンティー単位だったりしますが)のFedExやUPSの物流センターから先の配送を地場の運送業者に委託(俗に言う「丸投げ」)したりします。つまりFedExやUPSの看板やトラックで配達はするものの、実態は地場の運送業者ーーというわけです。ある意味でこうして共存共栄を図っているとも言えます。
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- ybnormal
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ニューヨークからカリフォルニアまで20(inch)x20(inch)x12(inch)、約10Kgのものを送った場合の運送費をFEDEXのウェブサイトで調べると、こうなります。 一番安いものが$37のground serviceで配送に要する時間は5日、翌日配達だと$230から$280です。所要時間2,3日の場合、$100から$200の間です。距離があるので絶対額はやはり高くなりますが、相対的には日本より安いでしょう。車のガソリン代は日本の半分くらいだし、高速料金はかからないし、その他のメンテナンスコストも日本より安いでしょうから、そのあたりが理由なんじゃないでしょうか。 生き残りに関しては、あまり地方であることは関係ないと思います。実際FEDEXやUPSはどこに行ってもあります。ビジネスになるのであれば大手は入ってきますから、中小にとって大手が脅威であることには変わりはありませんし、遠くへの輸送に関してはネットワークの発達している大手とは勝負になりません。中小としては地域に特化したサービスを提供するしか生き残る道はないと思いますし、実際大部分の中小(運送業に限らず)企業はそういうものでしょう。