それは楽しみですね。その頃はほんとに可愛いですよ、小さくて、ふわふわで。
着いたら、まず抱っこして、いい子いい子して、それからそっと降ろして、自由にしてあげてください。
猫ちゃんは、まず家の中に他の猫や犬がいないか自分で確かめるのだそうです。
十分納得してはじめて安心し「住んであげようかな」と思うのです。人間は「居着いてくれてありがとう」って気持ちでないといけません。わんちゃんなら「飼ってくれてありがとう」とか思ってくれますけどね。
猫は大きな音・甲高い声が嫌いです。探検してるのを追いかけないで、そっと見守ってください。顔の幅ほどの隙間にももぐりこむので、隙間は塞いでください。隙間の奥が「お気に入り」の定位置になると後で厄介ですから。
探検中に、ちょっと違う感じでソワソワと隅っこの匂いをかいだりして、お尻を落としたらおしっこです。そっとつまんでトイレに乗せて下さい。もし、床にしたら少しティッシュに沁みこませてトイレに混ぜて、鼻をくんくんさせてあげます。
叱る必要はないですし、叱ってもほとんど理解しません。
トイレは猫には文字通り「御不浄」です。猫自身他の場所ではしたくないので、トイレの躾は犬や人間よりはるかに簡単です。たいてい初日で覚えます。
だから寝場所とは別にして欲しいです。
寝るのは人の手の届く場所で、できれば寄り添って寝たいのが猫です。布団の上が一番好きみたいです。
離れた所で箱で寝るようにしたいなら、別の部屋に置き、鳴いてもドアを引っかいても無視です。私の経験では3.4日夜鳴きし、襖はぼろぼろになりましたが、寝るときはその箱に自分で入って寝るようになりました。「犬みたいね」とよく言われましたが、昔から「犬小屋」はありますが「猫小屋」はありませんよね。事情にもよりますが、あまりお薦めできません。
猫は自由に好きな場所で寝るのが本来の姿です。
「爪とぎ」も用意してあげてくださいね。私はダンボールの断面のタイプ(市販品の中でたぶん一番安い)を使っています。壁や床でに爪とぎしそうになったら(両前足をのばします)爪とぎの上に乗せて、人がちょっとばりばりとツメとぎして見せます。ヘンな顔しますが、なんとなく解ってくれます。
ダンボールは削りカスが出やすいのが難点ですが、壁などの被害はゼロに近いです。
動物を飼うのは初めて、とのこと。
ペットというと「犬・猫」とセットに表現されますが、犬と猫はまず「正反対」と思って間違いないです。
抱っこして降ろす時、いい加減にすると子犬はこけますが、子猫はこけ難いです。「遊ぼ!」と声を掛けるとワンちゃんは大喜びしますが、猫は「フン」とそっぽ向くことも多いです。
怖い時、犬は飼い主が側に居ると安心しますが、猫は飼い主をひっかいて自力逃走します。
飼い主とは犬にとっては「大好きなご主人」ですが、猫にとっては「大好きな召使い」だそうです。長年多くの猫を飼ってきた私は深く納得できます。
犬でも猫でもヘビでも蜥蜴でも、その性格や習性を知り、愛してあげることが基本なのは同じです。
楽しく愉快なニャン子の日々をお過ごしください。
お礼
素晴らしいレスありがとうございます。 「大好きな召使い」この表現に笑ってしまいました。 人間もですが、猫にも一匹一匹性格があるのでしょうね。 早く家に慣れてくれてのびのび生活出来るお手伝いをしたいと思います。