TOSHIが脱退した時はまだ本格的にセミナーを受けていたわけではなく、妻の守谷香の影響もあってXに疑問を抱いてそこから離れた段階でしたから、何もしてやれなかったというよりは、YOSHIKIにはそこまでTOSHIを追い詰めてしまったという自責の念と、脱退して、解散会見のことに対して聞かされていなかったことをおおっぴらにマスコミにTOSHIサイドが言ってしまったりしたことに対する怒りと、幼馴染、親友を失ったショックとで、YOSHIKIからしてみると、TOSHIのほうから離れていった、YOSHIKIから去って行った、という解釈だったと思いますから、自分から連絡をとるようなことはしていませんでしたよ。
いざセミナーを受け始めた時はもう疎遠になってしまっていましたし、がっつり洗脳されてしまった頃は、hideが亡くなってしまってYOSHIKI自体が精神的にボロボロでしたから、TOSHIのことをどうにかするどころの精神状態ではありませんでしたし、ロスの自宅にひきこもって表舞台から姿を消そうとしていましたから、TOSHIの状況を把握するとか、手を差し伸べるとかそういう次元ではなかったです。
そもそも、YOSHIKIが仮にその時手を差し伸べたところで、TOSHIはマスコミやワイドショーなどでXを否定し、自分の容姿を自分で悪くいい、いっちゃった目でX時代の自分はHIDEと一緒に死んだ、なんて吹聴していた一番手に負えない時期だったので、周りの言うことに聞く耳なんてもてる状態ではありませんでしたし。
YOSHIKIのほうも、TOSHIの騒動は何かしら人づてに耳に入っていたかもしれませんが、それをどうこうするとか考える余裕すらなかったでしょうし、TOSHIのこともhideのことも自分と関わって不幸になった、みたいに自分を責めてる時期でしたので、仮にできる状況だったとしても、TOSHIに何かアクションをおこそうとはできなかったんじゃないかと思います。
TOSHIとYOSHIKIが再び連絡をとりあったのは、再結成の話が外堀から埋められていった2006年くらいのことですので、それまでは、YOSHIKIのほうがTOSHIを気にかけている様子はありましたが(ソロのコンサートなどで)、洗脳云々までの内情までは知りえなかったと思います。
知っていたとしても、あくまでTOSHIが自分の意思ではじめたこと、というのもありましたから、何もできなかったんじゃないですかね。
再び連絡をとりあって再結成し、TOSHIが戻ってきてからは、YOSHIKIはTOSHIに何があっても自分がかけつけて支える、っていってますけどね。