No.3です。
物見遊山で行くのでないなら、何もなくなってしまった沿岸部を見るだけでも意味があるのかなと思いますよ。
仙台起点でレンタカー利用も考えていらっしゃるようなら、石巻、その先の女川あたりまで足を伸ばされてみてはいかがでしょうか?
そのあたりは本当に被害が大きかったようで、だからこそ今となってはもう何もないのですが…被災前の写真などと見比べると本当にびっくりしますよ。
私は初めて行ったとき(震災の翌年でした)、ショックのあまり動けなくなってしまいました。今でも涙が出てきます。
石巻までは三陸自動車道でするっと行くことができます。(下道も問題なく行けますが、時間はかかります。特に松島あたりは渋滞しますので…)高速を降りたら、海に向かって走ってください。
海沿いは、本当に何もないです。
かろうじて残った日本製紙の工場が、元気に操業しています。そこも、震災では甚大な被害をこうむり、雑誌や書籍の用紙に大きな影響が出ました。その話は書籍にもなっています。(「紙つなげ!」という本です。)
その近くに旧門脇小学校があります。一帯は、震災後火災が発生して火の海になったようです。学校も燃えた跡があります。保存か解体かで地元でも意見が割れていたようですし、シートで覆うことになったという話も聞きましたが、今現在がどうなっているかはわかりません。そのまわりは、震災前は普通の住宅地だったようです。今は草に覆われていますが、よく見ると家の土台、門のあとなどが残っていて、食器など生活品がたくさん落ちているのがわかると思います。
女川は、その少し先です。車で30分くらいだったかな…。道は問題ありません。
街は壊滅していて、横倒しになったビルが残っています。(ここは保存することになったビルもあったと思います。)高台にある病院(そこも1階は水に浸かったそうです)のあたりから一望することができます。食堂があるので、食事ができます。
そこから北の海沿いは、もうずっと被災地です…。ニュースで何度となく聞いた地名が、次々に出てきます。
道路はほぼ完全に復旧していますので、車だったら問題なく移動できます。
ところどころに復興商店街もありますので、そこで買い物をなさったらよいかと思います。
あちこちに仮設住宅があり、胸が痛みますが、立ち入ることはできませんよね…。
私も、震災後、自分に何ができるのだろうとずっと悶々としています。
被災された方ひとりひとりにいろんな意見もあり、そう簡単に答えは見つかりません。
でも、とりあえずちゃんと働いて稼いで、できるだけ被災地でお金を使おうと、それだけは思っています。そして何より、忘れないことかなと…。
少しでもご参考になれば幸いです。
お礼
有難うございます! 海岸線を車で走ります。 そして、各地でたくさん買い物をすることにしましょう。 被災された現状を見て何を思うか、その場所に行って深く感じてきます。 いいところを観光して、周りの人に薦めます。 被災された方々をじかにはどうもして差し上げられないのですから。 余談ですが 今日は終戦記念日。 ご高齢の戦争体験をされた方は、胸の中にさまざまな思いを抱えて、それでも前向きに 生きてこられてきたのですよね。 安穏に暮らしている今の境遇に感謝しつつ、頑張っておられる人々の事を心にとどめていきたいと思います。