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演出家の役割と演じる側の考え方
市民演劇で舞台に立つ素人役者です。 アマチュアの人にまじって、素人も幾人か出演します。 現在ふた月ほどの稽古を消化しました。 私には恋人役(A)がいるのですが、なかなか2人のシーンがうまくできません。 Aもこれが初舞台で主役です。 2人でのシーンの動きや感情の運びについて、話し合ったり違和感をとりたいと、Aに言ったのですが、 A「そんなの演出家の仕事だ、俺らは仲良くなったり、お互いのことを知るだけでいい」 と言われ、つっぱねられました。 A「演出家は神様だ。俺らは操り人形で、演出の要望を着実にこなせばいい。それ以上は考えたらだめ」 A「ど素人が考えたって、いい考えがでるわけない。考えるとしたら、どんなイントネーションがいいかの考察くらいだ」 A「役割以上のことしたって無駄。傀儡が自分から動き出そうとするなよ」 A「素人が上手い人みたいに、演じ方を提案したって時間の無駄」 と全否定されてしまいました。 舞台の演出家って人形使いじゃないですよね? 稽古の時に、こんな動きどうですか?ってのはダメだしが出ない限り、やった方がいいと思うし、言われなきゃ動かない人間がいいなら、Aじゃなくたって誰でもいいし。 今回の舞台の演出家さんは、ある程度、役者に演技をさせて、ここはこれじゃなきゃダメってところで、演出をつける人なので、傀儡になるのは違うと思うんですが、どうなんでしょう。 傀儡になりきるにしたって、要望に応えられるだけの、実力もないと思うんです。 2人の別れのシーンで、どうしてもAが悲しい表情じゃなくて、笑ってる(どうみても微笑み)ので、それが気になって、言ったら、 「お前も表情つくれてない所あるじゃないか。出来てない奴に言われたくない、指摘すんなよ、お前はそんなに偉いのかよ?演出家かよ?そんなこと言われなくたってわかってるんだよ、ずっと練習してるんだ」 と怒りだしてしまいました。 いつも全否定されて、お前は間違ってると言われ、話してて辛いです。
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- somikakuda
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おそらく最近何度か質問なさっているかたかなと想像しながら解答してみます。 違ったら申し訳ありません。 あなたも、お相手役もシロウトさんですよね。市民演劇自体がプロのものではないですし。 Aさんの、傀儡がどうとかいうリクツも、あなたの考えも、 ようするに、シロウトさんがシロウトさんのレベルでやってることで、 ぶっちゃけどちらが正しいか結論を出しても、 おそらく舞台の仕上がりや演技の完成度にはほぼ差は出ないと思います。 >要望に応えられるだけの、実力もないと思うんです。 まさにそんなかんじです。 お相手の演技がビミョウで少々やりにくいというのは、よくあることだと思います。 これはプロでもありそうな話です。 いちいち気にしていてはお芝居はできないと思います。 なにが言いたいかというと、 プロのような舞台は要求されていないのです。 あまり難しいことは考えずに、 せっかくの初舞台で、 しかもそこそこ大きな舞台に主役で立てるのですよね? 細かいことはできるだけ気にせず、 あなたは、あなたのペースで、あなたにできるかぎりの努力をなさればいいと思います。 見に来るひとたちも完璧な舞台は期待していません。そこに気づきましょう。 全員が一生懸命、いきいきと、「楽しそうに」(ここ重要)演じる姿が大切だと思います。 お相手役さんが演技力も性格もオツムもビミョウそうなのはもう、仕方ないですから割りきって接しましょう。 あなたはあなたのペースで、不自然になりすぎない程度に相手に合わせる工夫をしつつ、 自分の演技を楽しんでください。 せっかくの貴重な経験です。 舞台が終わったときにいい思い出になっていることをお祈りいたします。 がんばです。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
> ・・・ 傀儡になるのは違うと思うんですが、どうなんでしょう。 > 舞台の演出家って人形使いじゃないですよね? このサイトの回答者はその演出家さんを知りませんので、今回の場合を念頭に「どうなんでしょう」と問われても、答えられないものと思いますが、一般論としては質問者さんがお考えの通りです。 舞台でもテレビでもなんでも、とりあえずは役者が自分の思う行動をしているようです。その上で、演出家が「もっと明るく」とか注文しているような様子ですよ。 演出家の指示に対しても、「ここは、声を出さないで泣くところでしょ」みたいな意見を俳優女優それぞれが言い合って、折り合えなければ最終的には監督の指示に従う、ということになるようですが、俳優と演出家の力関係という「オトナの事情」もあります。 例えば「相棒」という人気番組で初代相棒をはずされた某氏は、主役の方の意見に対して(自分も人気の一翼を担っているという意識から)自分の意見を主張しすぎて、とうとう主役の方の逆鱗に触れてしまったのが、はずされた原因だとインターネット上(MSニュースサイトから飛ばされた)で解説されていました。 監督との意見衝突ではなかったみたいですが、とにかく意見は言い合うもののようです。 また、コント55号のきんちゃんの指導の仕方も俳優を尊重(と言えば聞こえはいいが)して具体的指示はせず、延々とダメだしだけして偶然よい演技があると、「うん、いまのがいいね」みたいな決定方法だったと、俳優達が言っていました。「同じ演技をやっているツモリだったので、最後までダメなのと良いのとどこが違うのかわからなかった」とか述懐していました。 とにかく、出演者は人形ではありません。 ただ、「人形になりきれば良い」と主張する演出家がいても不思議ではありません。 誰だったかな(頭にその人の名前が出ているのですが書けるほどの自信がないので書きません)、「指示通りやってほしい」という演出家の本を読んだ記憶もありますよ。 そういう演出家にあたれば、従うか、出演を拒否するかの二通りしかないのでしょうね。 でも質問者さんの感覚では「今回の演出家は違う」ということなので、意見は言ったほうがいいし、木偶人形になる必要はないものと思われます。