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電源整合器と安定化電源についての選択

200Vアイソレーションダウントランス電源をホーム・オーディオに使っています。 使用機器は9台あり、内6台はデジタル機器、3台はアナログ機器です。 更なる音質向上をさせたいのと、タップを廃止し、一括スイッチ用途メインとして 電源モジュールの導入を考えています。 予算の都合上以下をピックアップしていますが、ひとつだけ選ぶならどれが良いのか教えて下さい。 (ダウントランスを使用しているので電圧変動は少ないと思っていますが、使用した経験が無く、 電源整合器もノイズ対策に効果を期待していますが、これも未経験です。) もしくは安くてお薦めの機器があれば教えてください。 (1) 電源整合器      Voltampere GPC-TQ      (音質向上目的) (2) 安定化電源      FURMAN   AR-1215J     (音質向上目的) (3) パワーシーケンサー FURMAN PS-8R J Series II (一括スイッチとして) よろしくお願いします。

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  • John_Papa
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回答No.3

こんにちは。 電源ライン巡りの家電バックグラウンドノイズは、200Vアイソレーションダウントランスで隔離されていると考えて良いでしょう。 ただ、空中に磁力・電磁波を振りまく製品からの影響は、これら電源装置ではどうしようもありません。(何十年か前にSCR調光機からの盛大な空中線ノイズで途方に暮れた経験があります。) 後は、オーディオ機器間のノイズと、電源を入れる順番を自動化するかどうかですね。 ひとつだけ選ぶならパワーシーケンサーでしょう。利便性のためですけど。 FURMAN PS-8 RJ Series IIの電源は3群あるようなので、オーディオ機材を  パワーアンプ群  アナログ電源群  スイッチング電源群 に分けるのが良いと思います。 なお、各群のソケット口数が足りない場合はタップを使って増やすことにします。 パワーアンプ群は、パワーアンプそのもの、プリメインアンプ、アクティブスピーカーなどパワーアンプを内蔵する機材。電源の入る順番は最後で、切れる順番は最初になるように。これは電源ON-OFFに伴うノイズが増幅されてスピーカーから出ることが無いように、という配慮です。これをワンスイッチで自動的にやるのがパワーシーケンサーの利便性です。 アナログ電源群は、デジタル機材であっても、アナログ音声回路を持っていたり、トランス/整流/平滑という工程を経るトランス電源回路の機材。最も電源品質に影響されやすい機材と言えるでしょう。コンセントの極性によってノイズが変化する機材もこのタイプです。トランスコアからの磁束線漏れが他の機材に影響する事も多く、隣接する機材との干渉もしばしば生じますので、配置にも気を配る必要があります。特に高利得のアナログアンプや磁力を使った発電機器(マイクやPHONOカートリッジ・昇圧トランス)等は要注意です。(こちらは過去に多数の経験有り。単独使用は問題無いがラックに収めるとハムノイズに悩まされる等) アナログオーディオ製品には、取り扱う信号電圧が低いし、外来ノイズ対策されてない製品が伝統的に多いですのでね。 つまり、電源ライン由来以外のノイズ影響も考慮すべき機材で、その解決策は距離と配置に頼る他ありません。 スイッチング電源群は、効率の良いスイッチング電源を使ったアナログおよびデジタル機材。一般的に電源極性はありませんが、最も電源をノイズで汚しやすい機材です。 このノイズが、同じ電源ラインに繋がる非力なトランス電源アナログ機材の音質を劣化させる可能性はあります。また、隣接するアナログ機材に空中から直接インバーターノイズを付加してしまう場合もあります。(自己内部に対しては電源の安定性が高くノイズ対策も充分で問題ない場合が多いです。) 電源モジュールによって、スイッチング電源機材自体の音質改善効果は疑問ですが、電源ラインから影響を受けやすいアナログ電源機材に対してノイズフィルターが入る程度の効果を期待する事になります。 この群には機材ごとにノイズフィルター付きタップを併用しても良いでしょう。 パワーシーケンサーの候補は FURMAN PS-8 RJ Series II 同様に3系統の TASCAM AV-P2800です。 http://www.system5.jp/products/detail39648.html 尚、電源モジュールの出力群毎に供給電力の制限がありますので、制限を越えないように配電計画してください。

utyu-tabibito
質問者

お礼

John_Papa様 ご回答ありがとうございました。 つい最近にも「インフラノイズ Abs-7777 レシーバーのプラグ」の件でご回答頂き、お世話になっております。 かなり電気機器にお詳しい方だと思いました。 貴殿の回答は質問内容に対しての要点把握が極めて素晴らしく、欲しい情報が漏れなく書かれてあり、簡潔で解り易いです。 回答の模範だと思っており、感謝します。 当方のシステムに足りないのが電磁波対策だということや、 3種類の電源群に対する記述、推薦機種などは大変参考になります。 ありがとうございました。

utyu-tabibito
質問者

補足

John_Papa様 あれからオークションで Furman AR-1215J が出品されていたので、ご推薦から漏れていましたが試しに入手してみました。 やはり貴方のおっしゃる通り200Vアイソレーションダウントランス電源環境には必要ありませんでしたね。 その後すぐに買い手がつきましたので、とりあえず損失は殆どありませんでした。 質問者の真意を正確に汲み取り、必要な情報を簡潔に解り易く書かれた回答には誠意を感じ、高い知性、人格の持ち主だということがうかがえました。 また次回もこの手の質問をすることがるかもしれませんが、よろしくお願いします。

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その他の回答 (5)

回答No.6

>> AR-1215J は・・・ノイズフィルターもあるらしく // 代理店ではなく、メーカーの製品説明を見ると確かにこっそりと書いてありますね。失礼しました。 ただ、その書き方は「サージフィルタを搭載。RFI/EMIノイズ低減効果もある」といったものなので、狙って作ったというよりは副産物でしょう。 いずれにせよ、PLシリーズもそうですが、この手の電源モジュールというのは、ライブハウスや劇場などのように照明や舞台設備がノイズ源になったり、大電流を食って電圧が不安定になったりするのを防ぐ目的です。家庭用オーディオの人が気にする「ノイズ」とか「電圧」とか「波形」とは次元が違い、もっと低レベルな、最低限機材が壊れず、興行が中断するようなトラブルを起こさないための安全装置です。 家庭用でいうところのそれは、人間の知覚の限界以下で科学的には無視して良いレベルなのに分かる人には分かるといった類いの話なので、この手の「ノイズフィルタ」や「電圧安定化装置」を使ったから確実に効果を実感できるというものではありません。 エンジニアやミュージシャンが言う「ノイズ」も似たような話で、「何となく気に食わないザワツキ感、歪みっぽさ」です。「音楽用語としてのノイズ」であって「工学的な意味でのノイズ」ではありません。 >> PS-8R J Series II はパワーシーケンサーがあり // 繰り返しになりますが、「なくても困らない」のでしょう? 「効果がなかった」場合にシーケンサとして使えるというのはメリットですが、「悪い意味で効果があった」場合には救い様がありません。それなら、もっと安く、同じノイズフィルタを使っていると思われるPL-8C Jの方がダメージが少なくて済みます。 >> Voltampere GPC-TQ は、新方式で強力なノイズ対策効果を期待 // 確かに斬新ですね。「ノイズフィルタなのにノイズをフィルタしない」のですから。曰く、 " 従来のノイズフィルターは、人間の耳に聞こえるノイズ、つまり可聴周波数帯域をフィルタリングしていました。これでは、折角の音楽信号に大きな影響を与えてしまいます。・・・聞こえるノイズではなく、聞こえないノイズをフィルタリングすることです。” http://www.voltampere.jp/gpctq.html つまり、「電源に乗った可聴帯域のノイズを素通りさせることで、聴感上、好ましい音になる」ということでは? まあ、ギターのエフェクタなどは意図的に歪みを付加することで音に厚みを持たせるものなので、それはそれであり得ない話ではありませんが... しかし、その点を100歩譲ったとしても、電源は50/60Hzで音声信号を含むはずがないので、(少なくとも50/60Hzの波形などに影響を与えなければ)可聴帯域にかかってフィルタをして何が問題なのか、やはり意味不明ではあります。 ちなみに、GPC-TQがそうだという訳ではありませんが、プロが正面切って「これは音が悪いから買っちゃダメ」と言うことはないでしょう。「ややこしい奴」と思われて仕事がなくなりますから。プライベートで陰口を言う人はいます。

utyu-tabibito
質問者

お礼

追い回答ありがとうございました。 当方の現在のシステムでもかなり生々しい音が出ているので、これ以上の音を求める必要があるかどうかですが、少し静粛さに欠けており、うるさいと思うことがあります。 従って、あと一つ静粛さが欲しいのです。 可聴域ではない20Khz以上の音域を付加するアコースティック・ハーモネーターというのを使用しておりますが、やはり聞こえなくても確実に音の閉塞感から解放されます。 DACはフルーエンシ型を使用しておりますが、従来のDACとは比べようのないくらい音の実在感があります。(但しハイレゾは未経験により、対象外。音色が薄い印象しか無い。) 上記の理由により、私が求めているのは僅かな差の音であり、それは生々しさや耳に馴染む開放感、静粛さですが、僅かと思う差こそオーディオで言うところの「劇的な差」のような気がします。 従って、憶測ではなく実際に使用してみないと解らないのであり、使用した人に質問するしかありません。

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noname#198664
noname#198664
回答No.5

5年ほど前まで、電源関係にとてもお金をかけていたものです。 電源はオーディオ機器が本来持っている力を発揮させるものですので、 オーディオ機器が今現在どれくらいの力を発揮できているか。 っというの一番大切だと思います。 数年間電源機器を使った状態で聴いていました。 そして、その電源機器を全部外して、電源タップで聴いてみたとき、 音に躍動感があり、低音も高音も伸び伸びしていていました。 いかに、安定化電源、クリーン電源、ノイズフィルターの類が、 我が家では必要としなかったか。 っということがわかりました。 なので、たいていの家庭では、そんな電源機器は、導入しても音が向上するのは あまりないのではないかなぁっと思いっています。 近所や家の中に、ありえないくらい雑音を発するものがある。とか、 昼間の時間帯になると、電圧が著しく降下する。などそんな過酷な環境にいるなら別です。 でも、voltampere GPC-TQを使用している。っというだけで精神衛生上安心して 音楽に没頭できる。っということも否定はできません。 間違いなく、効果は発揮しているでしょうから。 電源機器って効果はあるんです。使ったからよくわかります。 それが、音にとってプラスに作用するかマイナスに作用するかはわからないです。 私の場合はたまたまそれがマイナスに作用しましたし、 なんの予備知識もないで言われるがままに買いました。 買う前に色々と実験をすればよかったと思っています。 家中のコンセントを抜いてみたり、朝・昼・晩・真夜中の電圧を測ったり、コンセントを変えたり、 蛍光灯を電球にしてみたりとか。先に家電の方にノイズフィルターをつけるとか。 安い買い物ではないので、事前調査を慎重にすすめた上で購入っというのがいいと思います。

utyu-tabibito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 電源タップも音質改善効果がありますね。 振動対策が強力なタップが良いと認識しております。 (当方のタップは音を変えないホスピタルグレードのものを使っています。フルテックのタップを使っていた時は、音に艶がある感じがしていて、タップによる効果はある程度知っています。) 私の家の壁コンセント電源は電圧変動が激しいのだと思います。 電気製品が多いからかもしれませんが、95Vくらいしか出ていないことが多いです。 安定化電源は価格が高いので、100Vアイソレーショントランスを導入してみたところ音質が極めて向上しました。その結果から数年前200Vアイソレーショントランス電源を取り入れることにしました。 基本的に余計な機器を加えたくないのは私も同じで、機器導入の度に使用した時の効果と外した時の効果を何度も比較試聴してその機器の特性を学び、必要の無いものはシステムから外しました。 自分が納得できる音質になるまで機器のとっかえひっかえを続けてきましたが、ようやく最後の電源まわりの見直しにとりかかることになり、一括電源スイッチ兼音質向上に有効な機器を加えようと思いリストアップしましたが、調査といっても商品説明だけではわからないので、実際に使った経験のある方、もしくは、電気関係の理論に詳しい方の意見を集めようと思い立った次第です。

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回答No.4

よく分からないのですが、要するに「GPC-TQを買いたいけど踏ん切りが付かない」ということではありませんか? というのも、 (1) PS-8R Series IIは、ノイズフィルタに関してはPL/PM/PSシリーズで同等だと思われます。つまり、値段が高いのはシーケンサ機能の分だけです。一方で、GPC-TQやAR-1215にはシーケンサ機能がありません。従って、シーケンサ機能は必要ではないということです。 (2) また、PS-8R Series IIには電圧安定化機能がありません。電圧安定化機能は必要ではないということです。 (3) さらに、AR-1215にはノイズフィルタがありません。ノイズフィルタも必要ではないということです。 結局、「ノイズフィルタにも、電圧安定化装置にも興味があるけど、どちらも単体で(あなたの環境で)良い結果が得られるか分からない。じゃあ両方入りで、高級感があって、効果がありそうなGPC-TQが良いんじゃないか。でも高いしな・・・」という感じに見受けられます。 であれば、GPC-TQを買うしかないでしょう。だって欲しいのですから。 ちなみに、PS-8R J Series IIのノイズフィルタはPL-8C Jのそれと同等だと思いますが、PL-8C Jもコンセント直結に比べると音の厚みが減る感じがします。それが、「ノイズが減って正しい音になったから」なのか、「いわゆるノイズフィルタの弊害で本来の音まで失われたから」なのかは知りませんが、ただのスイッチとして使うつもりなら音質に影響があるものを選ぶのはどうかと思います。

utyu-tabibito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 「GPC-TQを買いたいけど踏ん切りが付かない」・・・その通りです。 使用してみないと解らないのは当たり前ですが、多少の予備知識が欲しかったという理由での質問でした。 もう少し意図がはっきりするように書けばよかったのですが、少し解りづらかったかもしれません。 もどかしい思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。 主目的は電源一括化(スイッチ付き)で、音質改善はプラス効果(期待)です。 予算は10万程度かそれ以下。 AR-1215J は安定化電源の音質改善効果目的。ノイズフィルターにも期待。総じて200Vダウントランス以上の効果を期待。 (★予算内) ノイズフィルターもあるらしく、レビューにその効果を記載している方がいました。(商品説明には掲載なし)     FURMAN PS-8R J Series II はパワーシーケンサーがあり、主として一括電源のみ目的。 (★安い) Voltampere GPC-TQ は、新方式で強力なノイズ対策効果を期待。業界の評判も良いらしい。例え効果が無くてもアップトランスとしても使えるので、お蔵入りせずに済む。 (★予算を少しオーバー) 質問の意図 (1)200Vアイソレーションダウントランスを使用しているので、安定化電源やノイズフィルターをさらに加える必要があるかどうかの意見を聞きたかった。 (2)ピックアップした機種の効果を実際に知っておられる方に、その効果を聞きたかった。 (安定化電源を使用したことが無いので) 備考 ゼロクロススイッチ(機器の故障防止)の導入は、一括電源スイッチ目的として最上ですが、音質改善の効果が無いのと高価なのでリストから除外しました。 以上です。

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  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.2

アンプに自作を中心に長年オーデキオを趣味にしてきたものです。 その経験で言えばどれも不要です。 まともなアンプや電子機器は、電源回路に色々な工夫をしていて通常の電源の変動にはほとんど影響ない程度の性能はあります。 一方で本当に高い周波数の高周波のスパイク状のノイズはなかなか除去しきれないかもしれませんが、それが音となって悪影響をするかといえば、まず子聞超えることはないし、それも神経過敏かなと思います。 私はオシロスコープなどの測定器を使って電源やアンプの回路の調整もしてきましたが、普通に注意して回路を調整すれば通常の電源の変動はまず吸収できます。 ご質問のような機器に高いお金を出してもその効果があるとは思いません。 ちなみにこの問題を説明したサイトがあります 少なくとも情緒的な表現は抜きにして事実は何かという姿勢で調べた記事です。 そのような機器を購入する前に一度お読みになる値打ちはあると思います  オーディオの科学 電源とノイズ  http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Power.htm

utyu-tabibito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 一般家庭の電源の波形は綺麗ではありませんね。 私も高いお金をかけるつもりはなく、最低限で済まそうと思っていますので、 最後に電源まわりの見直しを考えた次第です。 いろんな機材を実際に聴いてみた結果、機材そのものよりも重要なのは電源の正常化だと思っており、 低コストで最大の効果を得たい為の電源モジュール導入なのです。 アイソレーション電源は導入していますが、当方の環境ではこれが無いと全く音になりません。 ノイズ対策や電圧安定化は重要だと思っています。

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  • kngj1740
  • ベストアンサー率18% (197/1052)
回答No.1

オーディオは真空管タイプでしょうか。半導体タイプの場合は電源の構造上、入力変動には強いです。その証拠にPCなどには100~200V対応などという製品があります。真空管時代には考えられない事です。隣がアーク電炉の工場など特別な環境以外はこだわる必要はないかと。

utyu-tabibito
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 当方のシステムに真空管はありません。 ただ、音質改善器なるものを数機使用した経験から言いますと、その効果は絶大でした。 アイソレーショントランス、デジタルリコンストラクター、クロック・ジェネレーターなど どれひとつ外しても音質劣化につながり、特に電源に関しては非常に重要だと思っています。 ノイズ対策と電圧安定化は必須ですが、ノイズに関してはアイソレーショントランスだけで充分なのか どうかが解らず、質問させて頂いた次第です。 使用環境により、いろいろな意見はあるかと思います。

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