メールのアカウントというものは、OSに付随するわけでもパソコンに付随するわけでもありません。
ただ、最初に使ったメールサービスが、携帯電話などのキャリアが提供するメールサービスだったために
携帯電話などの場合特有の、"特定の端末とメールアカウントが関連付けられるという異常な制限"が
あたりまえの仕様かのように勘違いしている人が大勢います。
ですから、XP機で使っていたメールアドレスであれば、その設定を取り出して
別のコンピューターに移してしまえば、なんら問題なく利用を継続できます。
メールの機能を、OSの機能と認識している人も少なくないと思いますが
実際には、そういったものは、OS標準搭載のメールソフトによって提供されています。
WindowsXPの場合は、Outlook Express(OE)が標準のメールソフトです。
ですから、OEの設定や受信済みメールなどのバックアップ手順を調べれば
そのバックアップを、別のWindows環境に書き戻したりすることができます。
また、XP機を最後に、自分用のパソコンを買おうという意識が無い人もいますが
XP機の仕様によっては、単純にXPを消して、無償で提供されているLinux系OSの中から
軽量版のものなどを選べば、XPだったPCを、LinuxPCとして、継続利用することもできます。
たとえば、Xubuntu14.04LTSはつい先日リリースされた最新版のOSですが
およそ10年前のPCでも、メモリーが512MBあれば普通に使えるくらい軽量です。
もちろん、コンテンツの肥大化やアプリケーションの肥大化は、10年前のPCにとって
大きな障壁となりますが、メールの送受信程度なら問題とはならないでしょう。
他の回答で挙げられたように、WindowsでもIEやOEを使わず
FirefoxやChromeでウェブを見て
ThunderbirdやSylpheedでメールを送受信する人がいます。
こういった無償で提供されているソフトの中には、Linuxと同じように
オープンソースライセンスに基づくものが多々あり
前述の四つのソフトは、Linux系OSでも手軽に導入して利用することができます。
(Chromeはオープンソース版のChromium Browserと通常のChromeの両方が利用できます)
もちろん、LinuxにはLinux特有の文化や、Windowsよりも古いUNIXの文化など
Windowsの文化と違う文化があります。
ですから、誰もが気軽にLinux系OSに移行できるわけではありません。
しかし、XP機を捨てそびれているなら、Linux系OSで活用することを検討しても良いと思います。
あえて、具体的な情報を提示するサイトは挙げませんが…
Xubuntu14.04LTSやThunderbirdなどについては
Googleなどでウェブ検索を行えば、簡単にいろんな情報が得られます。
逆に「そういったものがある」ということを知っても
それについて調べるスキルや意欲が無いとしたら
仮に誰かが導入してくれたとしても、使いこなせないかもしれません。
ごく一部では、業務用の端末として、LibreOfficeと共にLinux系OSを導入していたりもするんですけどね。
お礼
皆さんありがとうございました。