ほんの一部ということになりますけどね。
サーバー数そのものを示す統計は、たぶん出ていません。
ドメイン数から推定することも困難ですし
HTTPサーバーとSMTPサーバーが、同じサーバーOS上で動いてる場合もあり
一つのサーバーOSが、複数のドメインに関連付けられていることもありえます。
たとえば、日本の.jpドメインの累計登録数が136万くらいだったりします。
これがそのまま全部現在使われているわけでもありませんし
逆に、一つのドメインに一つのサーバーというわけでもありません。
世界で見ると、登録ドメイン数が2億5千万を超えるという話があります。
全部が稼働中とも限りませんが、一つのドメインで複数のサーバーがあるのは普通です。
そうなると、インターネット上のサーバーは1億以上あると考えていいでしょうし
そのうちLinuxが1割しか無いとしても、1千万のうちの2万5千で、0.25%ということになります。
実際には、Linuxのシェアは公開のサーバーとしては、もっと大きなシェアがあります。
0.25%よりも、もっと小さな割合になるはずです。
ちなみに、日本で先月時点で9%程度のXPのシェアから計算すると
日本のXP稼働数が200万以上あることになります。
これが4月に2万5千よりも小さくなるとは考えにくく
実際に問題が起きた事例としての数字と
問題が起きる恐れとしての数字は、比較になりませんが
これほどXPが残っていることを考えれば、安全を望まない人はいないとしても
安全を最優先と考えていない人は少なく無いのでしょう。
結果、サーバー用としてのLinuxのシェアには、ほとんど影響が出ないでしょう。
Code Redでは、2001-07-19に359000台が感染していたとされていますが
それがWindows Server,IISのシェアに致命的な影響を与えたなんて話もありませんしね。
(Code Redが最も猛威を振るった日は、唯一インターネットが麻痺した日と言われています)
むしろ問題は、それらのパーセンテージの話ではなく
何故に問題がおきたのか?そこにあるんじゃないかと思います。
結局、どんなOSでも、管理がずさんであれば
侵入されるようなことはある。ということでしょう。
であれば、可能な限り、安全策を心がけるべきでしょう。
その点、メンテナンスを心がけていくのであれば
Linux系OSは、10年前や20年前のPCを使い続けるにしても
10年前や20年前のOSではなく、最新のOSを使えることが多いので
本来は、安全性は高いはずなんですよね。
でも、実際には、Ubuntu8.04LTSを未だに使っているような人もいますし
OSを最新にすることにリスクがあるかのような思い込みがあるようにも見えます。
そういった問題は、非常に残念なことだと思います。
お礼
ありがとうございました