• ベストアンサー

高級SUV

高級SUV(ベンツGクラスやトヨタ・ランドクルーザー、ボルボXC90など)は何のために存在しているのですか。 SUVは悪路を走るための車ですが、高級車でそのような所を走ると車体が汚れたり傷ついてしまうと思います。つまり高級SUVというジャンルには矛盾があると思うのですが、これらの車は誰がどんな状況で使うために生産されているのですか。詳しい方教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.11

高級SUVには二つの系統があります。ひとつはベンツGクラスやランドクルーザーのように実用上必要な性能を追求したら高価になったSUVと1997年に発売されたトヨタ・ハリヤーで新しくジャンル化された高級SUV路線のふたつです。 実用上の高級SUV このジャンルに分類されるのはGクラス・ランドクルーザー・日産サファリ(外国ではパトロール)・三菱パジェロ・ハマー・ランドローバーディフェンダー系・ジープなどがあります。 これらの自動車は悪路を走って移動するという目的のために耐久性や各部品の信頼性を極限まで高めたもので、性能が上がった現代はともかく、戦前・戦後すぐぐらいの時代には耐久性=価格、信頼性=価格であったため必然的に値段が上がった「価格が高いゆえに信頼が置ける高性能(高信頼)SUV」がもとになっているもののです。 これらが使われるような場所は、アフリカのサバンナを何千キロも移動しつづけるとか、シルクロードを走りつづけるなど、途中で壊れても部品の供給が出来ないような場所や、留まると危険な場所などであり、車も信頼性は有りながらも壊れる前提で2台から3台のキャラバンを組んで走るような場合に使われました。 現代では自動車そのものの性能が格段に上がっていることや、衛生電話やヘリコプターの発達などによって、故障しても部品供給や食料補給など得られるようになっているため、それほどの耐久性が必要なくなっているのですが、その分「歴史的に耐久性と信頼性を誇るブランド」としての価値が高く、また今でも最高の耐久性能を維持するために高性能の部品を使う為に、価格が高くなっているものです。 戦後すぐはアフリカでのキャラバンにはGクラスが一般的(途中で死なないで帰ってこれるという信頼性)でしたが、1960年代を境にその信頼はトヨタ・ランドクルーザーが担っているといえます。 高級ラグジュアリーSUV もともと、レンジローバーやフォード・ブロンコなど、欧米には[トラックの荷台を客室にする」という発想で作られた実用車がありました。これは日本ではありえないような悪路や天候の激しい場所で安全に乗客を輸送するために作られたものです。 そのかわり元々がピックアップトラックですから、あまり乗り心地もよくなく実用性のほうが高い車でした。 また1990年代までは(つまりハリアー以前は)高級車=セダンであり、ピックアップトラックや前述の耐久性の高いSUVはあったものの「ラグジュアリー」とは程遠い状態でした。 しかし、セダンについては1986年にアメリカでホンダがアキュラシリーズを発表し、翌年の1987年には日産がインフィニティ、トヨタがレクサスで超高級セダン史上に新しい価値観を持ち込みます。 それはアメリカのキャデラックなどがまったく追従できないほどの信頼性とベンツやBMW並みかそれ以上の走行安定性、日本車として考えられる限りの高級感(静粛性・安全性など)を演出し、特にレクサスブランドを新設して売り出したレクサスが欧米で爆発的ヒットを記録し、ベンツやBMWも特に室内空間の演出においてまねをせざるを得ないほど人気を博したのです。 これにより10年間ほどは、超高級セダンが各社から発売され一大ブームとなっていたのですが、そのブームも下火になってきた1997年に、SUVをレクサスブランドで発売した(日本はトヨタブランド)ハリアーが一気に高級ラグジュアリーSUVとして火をつけ、翌年や翌々年にはアメリカのフォードやキャデラック、そしてBMWやベンツ、ボルボと言ったヨーロッパ車までこの高級SUV路線の車を出すようになります。 このSUV路線には元々下火があって、それはレクサスなどのセダンがあまりにも高級化路線を辿ってしまったことに由来します。つまり、セダンの頂点はレクサスなどの一部長高級車であり、セダンに乗っている以上は、すべての車が「レクサスクラスの格下、格格下」と評価されるようになってしまったこと、また1980年代後半から若者文化としてマウンテンバイクやスノーボードなどの「エクストリームスポーツ」がブームになるにつれて、たとえば日本ではスバルレガシーなどのSUV系の車の評価が上がってきたこと、特に日本では1990年代に日産テラノや三菱パジェロの一大SUVブームがあり、それが高級SUV路線に火をつけたともいえます。 つまり、元々信頼性を高めるためによい部品を使って信頼性を高めるために作られた本当の意味でのクロスオーバーカーとしての高価格車両(Gクラスやランクル・パジェロ)と、ブームに乗って作られた高級SUVと称する車はまったく別物なのです。 ただ、それまで「高級車」はセダンしかなく、それほど乗り心地もよくなく室内空間も非常に狭い状態だったものが、高級SUVが出来ることによって、自由な空間を得られるようになったのは評価してよいと思います。 またこのSUVブームで「広い室内空間の快適性」を知ってしまった人々はさらに広い車を求めるようになり、例えばベンツにGLクラス7人乗りなどが新設されるようになります。 ランクルやGクラスが本当に悪路を走る場合にはあまり気にしませんが(というより命の保証のためにっこれらの車を選択して乗っているわけですから)、日本や欧米でファッションとして乗っている高級SUVはファッションというか「高級車ってセダンだよね」という価値観に「いや広い車で高級車に乗りたかったから・・」という言い訳があるわけです。 そういう高級SUVで悪路を走る人はいないですね。

その他の回答 (15)

noname#191583
noname#191583
回答No.5

高級SUVはレンジローバーしかありませんが、買える人は傷など気にしないと思います。

noname#199520
noname#199520
回答No.4

 汚れたら洗えばいいですし、傷が気になるのなら修理すればいいだけの事です。 そんな些細な事を気にしない人が購買層です。 金持ちが、汚れたり傷がつくような所を走るのが目的で購入します。

回答No.3

高級SUV(ベンツGクラスやトヨタ・ランドクルーザー、ボルボXC90など)は何のために存在しているのですか。 需要が有るからです。 SUVは悪路を走るための車ですが、高級車でそのような所を走ると車体が汚れたり傷ついてしまうと思います。 高級車じゃなくても汚れます。 つまり高級SUVというジャンルには矛盾があると思うのですが、これらの車は誰がどんな状況で使うために生産されているのですか。 矛盾は無いと思います。無理せず買えるだけの経済力が有るだけだと思います。

noname#196301
noname#196301
回答No.2

ランクルは昔から中東で人気です。頑丈で砂漠でも乗り心地が良いですから。 最近のSUVは、見た目が普通の高級車とは違うから目立つこと、他の車(セダン)に突っ込まれても車高の違いから(自分が)ケガをしにくいことが理由ですね。

  • 150715
  • ベストアンサー率19% (841/4396)
回答No.1

>SUVは悪路を走るための車ですが、高級車でそのような所を走ると車体が汚れたり傷ついてしまうと思います。 もちろん、普通に日本人的な発想ならそう思うのが自然と言えば自然ですね。 でも、海外ではそれなりの場所で活躍していたりします。 V8エンジン積んだランドクルーザーだって、中東の砂漠の中を走行していたりしますよ。 お国柄や気候、その他の環境そのものにもよりますが、海外の車って きったないですよ^^; 日本国内だけで判断するのもどうかと。。。 >これらの車は誰がどんな状況で使うために生産されているのですか。詳しい方教えてください。 それなりのお金持ちがそれなりの場所へ向かうため。 もしくは、単純にステータスや車としての好み。 今はどうか知りませんが、芸能人でGクラスがもてはやされたときがありましたね~。