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ニュー・シネマ・パラダイスの涙

「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストのキス・キス・キス・・・のシーンをみて私は涙がとめどなく流れます。 この涙はいったい何なのだろう?と自分で不思議なんです。このシーンで泣ける方、いらっしゃいませんか?そのあなたの涙は何???

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  • rightegg
  • ベストアンサー率41% (1357/3236)
回答No.6

こんにちは。 僕もその口です。 泣けて仕方ありません。(最初に観たときは自分自身が子供過ぎて良く分かりませんでしたが) で、無く理由。(僕の場合) 感情の移入先は「トト」です。 村を出て、アルフレードとの思い出も遠い昔。 久しく実家にも戻っていない。大人として成功した自分。アルフレードの訃報。でも、まだ「今」の自分の方が強くて、素直に悲しめない。そこで形見として流されるキスシーンの連続。 あのフィルムはトトとアルフレードの思い出の象徴で、トトは久しく忘れていた思い出やら感情やらが一気に溢れ出て、同時にアルフレードを失った悲しみ(加えて自分が失ってしまった大切な何かへの思い)からぼろぼろ涙をこぼしてしまう。 そんなトトの気持ちが痛いほど分かるから僕は涙を流します。 この作品は、最初に今のトトが出て最後もその続き。 つまり、長い「回想」の物語です。 現実の時間はほんの1日ほど。トトがアルフレードの死を知って、帰郷し、フィルムを見て涙を流す。ただそれだけの話です。 観客は、このトトの涙の理由を知るために長い回想シーンを見るわけです。 そして、トトと同じ記憶を持っているからこそ、観客はトトと同じ涙を流すのだと思います。 トトが涙を流す瞬間、僕らはトトなんですよね。 だから、アルフレードを失った悲しみが、あのフィルムを見ることで一気に溢れてしまう。 あー、書いてて泣けてきた。(苦笑)

LAYRA
質問者

お礼

righteggさんのすばらしい回答を読ませていただくうちにまたあのラストシーンをみた時と同じ感情が込み上げてきました。読んでて泣けました!ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • n_kaname
  • ベストアンサー率22% (694/3099)
回答No.5

子供の頃の思い出の象徴のような物なんじゃないかと、分析しています。 キスを繋げたシーン=幼い自分の映画との思い出であり、小さな自分と対等につき合ってくれた相手への思い。 思い出はこうして残るけれど、思い出が目の前に引きずり出されたことにより、少年時代との明らかな決別のシーンなのではないかと・・・ そんな風に考えてしまっても、良く判んないです。正直。 音楽と一体化した凄い名作だと思います・・・鳥肌立ちます。

LAYRA
質問者

お礼

とても深い読みをしてらっしゃる・・・すごい! エンリオ・モリコーネの音楽って心の琴線にふれますよね。。この音楽が流れてくるだけで涙・涙です。ヴァイオリンで弾いてみたい!(弾けないけど・・)n_kanameさん、ありがとうございました。

  • asunaro5
  • ベストアンサー率22% (94/411)
回答No.4

 この映画は、いろんなシーンで泣きました・・・ 当然、このラストシーンでもね♪ その涙は何?という事ですが「感動」ではないでしょうか? NO.1回答者様のおっしゃっている「人の出会いと別れ」とか「人生」とかを感じさせるからだと思います。

LAYRA
質問者

お礼

私の涙はそう、純粋に「感動」したからに違いありません。トトの人生を通して私自身の人生もどこか重ねてみてるのかも・・。たしかにこれまでたくさんの人との出会いと別れがありました。。それがあいまって涙となるのかも・・。asunaro5さん、ありがとうございました。

  • kurupin
  • ベストアンサー率24% (125/511)
回答No.3

LAYRA様、こんにちは。私の涙は、ずばりノスタルジー(郷愁)だと思います。大人になって観ると取るに足らないカットです。しかし子供の頃、見せてもらえなかったキスシーンを観る事を許されたトトの涙の意味は「郷愁」なのではないでしょうか。しかもトトはアルフレットの教えを守りいままで「ノスタルジーに惑わされることなく」自分の夢を実現してきました。だからその懐かしさもひとしおでしょう。んで彼に感情移入していた私の涙もそういうことなんだと勝手に納得しておりますがいかがでしょう?

LAYRA
質問者

お礼

ああ、そう、この映画に感じはじめた「なつかしさ」は「ノスタルジー」!なんだか私の涙の正体もわかってきました。kurupinさん、ありがとうございました。

回答No.2

あの映画の凄いところは、まったく「お涙頂戴」ではないのに泣けることですね。 私はこう思います。 ひとは誰でもなくしたくないものを心に持っている。でも、それは時代に流されてどんどん形を失っていく。 映画で言えば、映画館が焼け、技師が亡くなり、町も人も変わっていく。 そんな時に、「なくしたくないもの」に通じる扉がいきなり開くと、なにもかも(美しい思い出や、懐かしい風景や、その頃に連なるすべてのものが)ドッと心に流れこんでくる。そうすると、胸がいっぱいになって涙があふれてしまう・・。 あのカットされたキスシーンのフィルムは、その「扉」なのではないかと思います。 私もあのシーンはすごく泣けます。 あのシーンを思いついた人(トルナトーレなのかな?)は凄いですね。 見ている私たちは、主役と一体化しているのみならず、それぞれの「なくしたくないもの」を想ってしまうから、泣けてしまうのではないでしょうか。 本当に質の高い名画ですね。 ちなみに、家庭画報か婦人画報で「泣ける映画100」とかいう企画があった時、第1位に選ばれていました。

LAYRA
質問者

お礼

わたしの「な・く・し・た・く・な・い・も・の」・・・そう、じっくり思い起こしてみたい。。wuestenrot13さんの回答を読ませていただくうちに胸がいっぱいになってきました(涙)素敵な回答をありがとうございました。

  • myu2001
  • ベストアンサー率18% (394/2110)
回答No.1

号泣派です!(笑) 人の出会いと別れとか、それがテーマになっているからだと思います。 また、良き時代を感じさせる映画だからでは無いでしょうか?^^

LAYRA
質問者

お礼

ほんとうに!パラダイスの観客達の映画をみて笑い泣く、映画と共にある姿は良き時代を感じさせてくれます。そしてそれは、映画が大好きな今の私の姿とも重なります。「なつかしさ」がこの映画にはあるようです。myu2001さん、ありがとうございました。