- ベストアンサー
LEDの全光束、エネルギー消費効率について
- LEDライン照明の選定に際して、省電力かつ明るい器具を選ぶ方法について調査中です。
- LEDの明るさはワット数ではなく、全光束(ルーメン)の大きさで判断することができます。
- LED照明器具のエネルギー消費効率は、蛍光灯器具とは異なる計算方法があり、比較する際は注意が必要です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>光束を照射する単位面積で割ったものが照度【照度(lx)=光束(lm)/面積(m2)】 >「照度」がわからないとなかなか部屋の明るさを確認できないような気もします。 実際に、例えばオフィスに使う照明器具を選定する際には 上の計算式に「室指数(部屋の間取りと天井高さから出される係数)」 「反射率(天井、壁、床面)」「保守率(経年による反射低下の度合い)」 を掛けて、机上面の照度を算出して、事務作業に十分な照度が得られるか判断します。 なお、推奨される照度値については、JIS Z9110-1にまとめられていますので 興味があれば一読されてはいかがでしょうか。 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html 家庭用の場合はなかなか照度を計算して照明器具の選定 というわけにはいかないですので、日本照明工業会によって 部屋の大きさと推奨される全光束がまとめられています。 http://www.jlma.or.jp/akari/led/ceiling.html >カタログに配光曲線図等が掲載されていれば、「照度」を把握できますが、 >配光図がない場合、光束値から照度の想定ができないものか?なんて思ったりしましたが、 全光束は積分球という器具を用いれば比較的容易に計測することが可能ですが 配光特性を測定するにはかなり大がかりな装置が必要になり おそらく大手メーカーや専門の測定機関しか測定器を持っていないと思います。 そのため大手メーカー品以外では配光測定資料がない場合がほとんどですね。 ただ、天井灯のような直接照明の場合は上で挙げたように照度値を算出できますが、 配光特性資料がある場合でも間接照明の場合は計算が難しく、 おそらく配光シミュレーションが必要なレベルだと思います。 個人的な意見としては、 高出力かつ調光可能な器具を設置し入居後に調節して用いるか、 必要な照度はシーリングやダウンライト等の直接照明で稼ぎ 間接照明はインテリアに徹するのが良いかなと思います。
その他の回答 (2)
- fumeblanc
- ベストアンサー率47% (319/670)
>■定格光束と全光束は同じ意味でしょうか? 正確には、定格時における全光束が定格光束です。 調光できたり、入力条件が選択できる器具などは入力によって全光束が変わりますので 定格入力時の全光束値を代表値として「定格光束」と記載します。 >■カタログには「エネルギー消費効率」が記載されていますが、どのような指標として活用できますか? LEDの場合は単純に器具の全光束lmを器具消費電力Wで割った値lm/Wですので この値が高いほど少ない消費電力で明るい光を出すことができる=省エネ性能が高い という認識でほぼ問題ないでしょう。 蛍光灯器具の場合は、蛍光灯光源の全光束を器具の消費電力で割るため、 器具による光学的損失が含まれない値になり、ちょっとややこしい話になりますが。 >■つまり、同じ形状のLEDでの比較であれば、例えば光束1000lmhの照明は500lmの >2倍明るいと考えてよいものでしょうか? 配光と色温度が同一の器具同士の比較ならば、そのようになります。 ただし、暗室内で対象器具のみ点灯し、同一方向から比較観察すれば、という条件になりますので、 実際の設置環境での感覚では2倍まで感じることはないでしょう。 実際のところは、配光によって見た目の印象はかなり変わりますし、 色温度でも印象は変わってきますので(全光束が同じでも色温度が低いと暗く感じる) 単純に全光束lmの値だけで判断するのは難しいことが多いですね。
お礼
回答ありがとうございます。 >>つまり、同じ形状のLEDでの比較であれば、例えば光束1000lmhの照明は500lmの >>2倍明るいと考えてよいものでしょうか? >実際の設置環境での感覚では2倍まで感じることはないでしょう。 実際のところは、配光によって見た目の印象はかなり変わりますし、 色温度でも印象は変わってきますので(全光束が同じでも色温度が低いと暗く感じる) 単純に全光束lmの値だけで判断するのは難しいことが多いですね。< なんとなくイメージできました。 光束を照射する単位面積で割ったものが照度【照度(lx)=光束(lm)/面積(m2)】 あるサイトでは、「ルクス(照度)は「光に照らされた面の明るさ」を示す単位、 ルーメン(光束)は「照明器具そのものの明るさ」を示す単位。一般的に、照明器具の 明るさを比べる場合、ルーメンの数値で比較します。」と書かれていました。 以上から、部屋空間での明るさは壁や床からの反射が明るさとして認識すると思われますので、 「照度」がわからないとなかなか部屋の明るさを確認できないような気もします。 カタログに配光曲線図等が掲載されていれば、「照度」を把握できますが、 配光図がない場合、光束値から照度の想定ができないものか?なんて思ったりしましたが、 光束が「照明器具そのものの明るさ」である以上、拡散方向や、壁・床の仕上げ素材、 色などによってもイメージがかなり異なるでしょうね。 器具の選定はなかなか難しいですね。 イメージと異なったり、明るさが足りなかったりするのが心配ですから・・。
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
蛍光灯の場合は、 ランプ単体では点灯せず、点灯器具が必要となりますのでエネルギー効率を求めるには本体の消費電力を考慮する必要があります。 >■つまり、同じ形状のLEDでの比較であれば、例えば光束1000lmhの照明は500lmの2倍明るいと考えてよいものでしょうか? ルーメン×時間という単位はありませんが、 1000ルーメンは500ルーメンの倍の光量がランプ全体から出ていると言うことです。 1000ルーメンが電球タイプの全方向配光で 500ルーメンが直下のみ配光であれば、 真下の明るさは500ルーメンのLEDランプの方が明るいかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 >1000ルーメンが電球タイプの全方向配光で 500ルーメンが直下のみ配光であれば、 真下の明るさは500ルーメンのLEDランプの方が明るいかもしれません。 >1000ルーメンは500ルーメンの倍の光量がランプ全体から出ていると言うことです。 つまり、同じタイプであれば(配光も同程度)、1000と500では明るさの印象は2倍ある という感覚で良いのでしょうか?
お礼
再度の回答ありがとうございます。 住宅の場合は、シーリングを主照明にする事が一般的ですし、カタログにも シーリングの場合目安の畳数が記載されていますので特、に判断に困る事も ないのでしょうね。 ダウンライト、間接照明でなんとか・・・と思っていましたが、それこそ 照明設計のプロにでもお願いする他ないのかもしれませので、アドバイス のように、「高出力かつ調光可能な器具を設置し入居後に調節して用いる 方向で検討してみるつもりです。 予算の事もあり、ダウンライトは少なめに考えていましたが、個数を増やすか、 ワット数をUPするなどしておけば、調光対応でそれなりの演出も可能ですね。