- ベストアンサー
コードとルート音の違和感を感じません
私は音痴なんですが、音を聞く練習も兼ねてキーボードを買いました。 それで、何かのコードとルート音を弾くとしっくりくるけど、ルート音を外したら違和感があると聞いたので試してみましたが、確かに音は違うけど、気持ち悪い感覚も安定感の違いも分かりませんでした。 例えば右手でコードC(ド、ミ、ソ)を左手でドやレを弾く感じです。レやファの時は気持ち悪くて、ドやミやソの時は安定している音が出るらしいです。 押している場所が違うので、音が違うのは分かるのですが、そこまでしか分かりません。どうすれば違和感を感じることができるのでしょうか? 普通の人は分かるものなんでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
単純に経験不足ですね。 「安定している和音」「きれいに聞こえる和音」を体感するためには、それが何なのかを知ることが早道です。 --- 論理立てた解説がいらないなら、読み飛ばしてください --- ドミソがどうして安定して聞こえるかということを実験から考えることができます。 掃除機についている様な柔らかいホース、洗濯機の排水ホース、ピアニカの吹き込み口から本体につながる細いホースなどを振り回して音を出す様な遊びをしたことはありませんか? あの遊びで簡単に出る音はそのホースの出せる最低音を基音とした場合、低い音から順番にソとドとミになります。 これは基音のドを440Hzとして考えた場合440Hzの3倍、1320Hzがソに、4倍の1760Hzがドに、5倍の2200がミに、それぞれ聞こえるはずです。 ある音を1として、その2倍の振動数の音がオクターブ上になるので、下のソの振動数を倍にして、2640Hzに上げればドミソの並びになります。 ちなみに440Hzは通常の鍵盤上でラ(A)の音として使われます。 この場合上記の振動数に当てはめた場合4倍の1760Hzは2オクターブ上のラ(A)、5倍の2200がド♯(C♯)、6倍の2640Hzがミ(E)になります。 このようにきれいに聞こえる、安定して聞こえると言われる和音は数字に直すととても単純ですが、そのことを意識して聞かなくては何がきれいで安定しているかなどということは理解できないでしょう。 この一行は私見ですが、そういった経験を積んでいるかどうかが音程を聞く音痴か否かに直結していると、私は考えています。 聞こえる人は町の雑踏すべてが音程で聞こえますが、そういった訓練なしにそれが達成されている人にはあったことがありません。 また雑踏の音が和音から外れているからといって美しくないと感じたこともありません。 --- 読み飛ばすのはここまで --- 和音から外れることを「気持ち悪い」「不安定」というのは、本来言語表現にしかすぎず、これを単純に風邪の悪寒などのような感覚に当てはめるのは正直どうかなと思います。この一行も私見ですね。 アカデミックなクラシック音楽に相当する作曲活動には、上記の様な直接的感覚まで昇華されていると有利なことは多々ありますが、それ以外では気にする必要がないことなので、そういったことは逆に気にしないほうが良いのではないでしょうか。 今回の目的である音痴ですが、歌うことの音痴と、聞くことの音痴は全く構造が違うので、それぞれ異なった訓練が必要です。 歌う音痴は喉の筋肉をコントロールする訓練。 裏声で歌う訓練などで解決することが多く、音痴の人の多くは喉の筋肉の使い方を覚えるだけで良いことが多いです、 聞く音痴の場合は上記の様な和音と音階それぞれ構造関係を知ってから訓練された方が早いです。 以上、お力になれていれば幸いです。
お礼
自分は感性が鈍い気がするので、理論で説明してくれて少しわかった気がします。 ありがとうございました