- ベストアンサー
うた!
夜のうた 阪田寛夫 くらい ちきゅうに あかりが ともる ひかりの わのなかに ほほえみが ある この歌の解釈です。 「夜のうた」というから子守唄のようなものかなと思えば、曲調は子守唄っぽいものの、歌詞はなんだか夜明けのような気もします。 皆様の解釈をお教えください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
夜寝る前に、窓から外を眺めている情景に思えました。 大分高い場所、ホテルの高層階か、 2階の寝室の窓のように思えます。 今日という日が終わる中で、なんだか寂しくなって外を 眺めている。 すると、町に灯がともる。 「あの一つ一つで団欒が有るのだな」 と思うと、嬉しくなってしまい、語りかけたくなる。 (”今日”という日が終わるのはさみしいけれど、 自分には、”いまも”多くの仲間がいるんだな) こんなことに気がついて、また嬉しくなった。 自分の今日と言う日が無事に終わったこと、 あそこにいる人達も今日と言う日を無事に終えたこと、 ありがたく思えて、 お休みなさい(お疲れ様)と、言いたくなった。 繰り返しの部分は、 今度はそういう一体感に嬉しくなって、 寝るのが勿体無いとおもえたら、 目の前の窓も霧がでて曇ってきた。 自分の部屋の明りが窓に反射して、やさしく滲む。 これを見て、 (私にも寝る場所があり、灯がある) と気づかされる。 まるで誰かが、 (おまえも寝ろ) と言ってるみたいだ。 わかったよと、心の中で答えて、 外に向けて、 「自分も寝ますので、 お休みなさい(また明日)、みなさん」 と心の中で言う。 そんなシーンじゃないかと解釈しました。 最初は、独身の男性がネットでオンラインゲームをしていて 夜明けを向かえ、「何やってるんだ俺」と我にかえり、 現実世界でこれから働く人達がいるのかと思うと、 どうしょうもない孤立感が襲ってくる。 しかし、自分だけじゃない、似たような奴もまだいるしと考え、 こいつらに心の中でお休みを言い、 取りあえず寝ることにした。 と言う社会問題などを綴った歌かと思いましたが、 1967年の作品であり、坂田がキリスト教の家庭で育ったと言う プロフィールがありましたので、冒頭の様な解釈が近いだろうと 思いました。 自分の知らない人が、 自分の知らない場所で、自分と同じ様に頑張って生きており、 そこにも人生があるのだと思うと、 不思議に感じ、更に嬉しく想い、励ましたくなり、 互いに互いの存在すら知らないけど、 私たちは仲間なんだと確信するときがありますね。 これに気がついた自分に驚き、 今の自分こそ慈愛に満ちており、 そうした自分を感じることが出来て、ありがたいと思うことがあります。 こうした幸福感についての歌じゃないでしょうか? 以上、ご参考になれば。