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PHONES端子とOUTPUT端子の兼用について
- YamahaのNP-11という電子ピアノはPHONES端子とOUTPUT端子が兼用になっており、他の機器のようにLRに分かれたOUTPUT専用の端子がないため、音質に違いがあるか不安があります。
- PHONES端子とOUTPUT端子を兼用にすることで、外部録音機器に接続する際にはLRに分かれたケーブルを使用する必要がありますが、音質の劣化が心配です。
- もし音質に違いがないのであれば、他の機器もPHONES端子とOUTPUT端子を兼用にするのはなぜでしょうか。この点について知識のある方、ご回答をお願いします。
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こんにちは。 違いは無いです。 業務用音響機器の仕様から説明すると、 グラハム・ベルが電話を発明して以来、標準レベルは、インピーダンス600Ωで1mWを0dBmと決めたのが始まりです。現在でも電話線ではこの単位が使われています。 トランスを使って接続する場合は600Ωというのは必要条件なのですが、電子回路が進歩してトランスが不要になると、もっと低いインピーダンスで送って高いインピーダンスで受けたほうが劣化が少ないので、600Ωで1mWの時の電圧0.775Vを0dBuという単位にして、インピーダンスはそれぞれの機器に任せることになりました。 ところで、ヘッドフォンのカタログを見れば、1mWの時にどれくらいの音量になるかが記載されている場合が多いですね。 現在のヘッドフォンはインピーダンスが16~300Ωくらいですので、0dBuのライン出力をヘッドフォンにも適合するように設計しておけば兼用する事ができます。 過去トランス接続が主流で0dBmの時代でも600Ωの業務用ヘッドフォンが有り0dBmの業務用ラインに直接刺して音を聞くことができました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%82%B9 ヤマハは簡易PAからプロ用まで業務用音響機器を作っている会社です。 特に学校関係でポータブルキーボードが簡易PAに接続される場合は多く、そのあたりの事情は熟知しているでしょう。ポータブルキーボーは20年以上前から兼用出力になってたと思います。 No.1回答にあるように、両方同時使用する必要がなければ、兼用にした方が、コストダウンできますしね。 プロが使うステージピアノにライン出力と別にヘッドフォン端子があるのは、接続されるプロ用機材の都合(端子形状など)とプロ演奏者の都合を両立させる為にそれぞれ専用になっているのです。 尚、0dBuというライン出力は、一般オーディオ製品のAUX入力には高すぎますので、電子ピアノの音量ボリュームで調整する必要があります。音源製作に使われるインターフェースやミキサーの入力レベル仕様も、殆どの製品は適合していると思いますが、一応お調べください。
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- A88No8
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こんにちは >YamahaのNP-11という電子ピアノを買おうかと考えています。 > 目的は演奏ではなく、打ち込みによる音楽制作の音源としてです。 >ですから出力を録音機器につなぐことになります。 「ピアジェーロ」シリーズは、モバイル(交流電源の取れない場所でも乾電池で動作する)仕様の鍵盤楽器です。 鍵盤の練習や演奏を目的として設計されていますので、軽量化やコストダウンのために練習するときは標準PHONESジャックを音を出してはいけないときにヘッドフォーン端子として使う、音を出していいときは内蔵スピーカーで練習する。演奏会の時はヘッドフォーンでモニターする必要は無いので標準PHONESジャックは、PA用のラインアウト(質問者さんのOUTPUT端子と同じ意味)として使い分けるという面倒なことをするようになっていますね(^^) 他社が頑張っているので、NP(ピアジェーロ)シリーズは、少しでも軽くしたかったんでしょうね。 ご存じの通り、交流電源専用で移動目的の電子ピアノ(例えばPシリーズとか)やステージピアノ(CP STAGEシリーズとか)は、兼用にはなっていません。 打ち込みですとおまけのMIDI端子(IN/OUT)があるので打ち込み用MIDIキーボードとして使い、DAW側のソフトウェア音源で鳴らす方が楽なような気がしますけれど…(^^; ハードウェアMIDI音源としてお使いになるのですかね(-。-;MIDI IN端子の使い道が >OUTPUT専用端子から出力された音のほうが音質はよさそうな気がするのですが、違いは無いのでしょうか? 電気的特性の違う回路を内部的に切り替えているので、端子形状が違うだけです。なので配はないのですが、兼用型だと本番前にちょこっと周りに気づかれないように音を出さないで練習しようとしたときにとても面倒です。 ラインにつながれて生きていたら、ヘッドフォーンと差し替えようとプラグを抜いた瞬間にPAスピーカーからデカイ「ボコッ」ノイズが出て叱られるかも(;_^) ってぐらいしか思いつきません。 質問者さんは、演奏では無くて打ち込み専用での用途なので差し換え問題はないでしょう(^^;? >他の機器に録音する場合は途中でLRに分かれたケーブルを使わなければなりませんが、そんなことをすれば音質が劣化してしまわないでしょうか? ケーブルがやや特殊になるため入手にコストがかかるぐらいで音色に違いがでるとは思えません。ていうか、そうやって使う前提の楽器ですので(^^; プライスが高ければ、部品を増やしてもコストの問題は出ないし、端子が多い方が高級イメージのステータスシンボルになるので(゜o。)☆\ばきっ 現実問題として、ステージ上でセッテングする際は、アンプに配線しやすい位置にLINE OUT端子を設けてくれないと接続に困りますよね。 ご質問の回答になっているのでしょうか。深夜なので少し意識がもうろうとしています。 外していたらごめんなさいm(__;m
お礼
ご回答拝見いたしました。お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 LINEOUTとPHONES端子が一緒だと確かに不便だということに気付きました。 >ハードウェアMIDI音源としてお使いになるのですかね そうです。コントローラーとしても使いますが、ピアジェーロのあのふわっとした均一な音質のピアノが必要なんです。ローランドのJUNOもいいですが、シンセはもう要らないので。 大変参考になりました。どうもありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 ご回答拝見いたしました。 LINEOUTとPHONESの仕組みや違いについて、根本的なところまで踏み込んでご解説下さったおかげで、心配する必要は無いと確信出来ました。 でもdBmとかdBuとか専門的な単語が多くて難しかったです。 次回からもう少し平易なご回答をお願いします・・・