No.4補足です。
ジャズベースの概念を変えたと言われるジャコパストリアスという人がいますが、彼は有名になるためにウェザーリポートのリーダー、ジョーザビヌルにデモテープを持参して「俺は世界最高のベーシストだ」と楽屋に売り込んだところ「失せろ」と追い払われたという逸話が残ってますね。あとでいいベーシストが見つからず悩んでいたザビヌルは、ジャコのデモテープを聴いて腰を抜かし、すぐに来てくれとジャコに頼んだそうですが。
ギターのパットメセニーもゲイリーバートンの楽屋に押し掛けて、「自分はあなたの曲なら全部弾ける」と売り込んだそうです。このときは一応認められてバークリー音楽院の仕事などを斡旋してもらいプロデビューの道が開けたのだとか。
サックスではマイケルブレッカーを思い出します。テクニックだけなら、あのコルトレーンを凌駕したとされますが、高評価を受けるのは長くかかりました。SMAPのサポートミュージシャンやったりしてね。B♭管でキーがEのフュージョン曲でも軽々とソロをとっちゃうんだから本当に凄かった。
サポートミュージシャンでも仕事にありつければ悪くないかも。ブランフォードマルサリスは元ポリスのスティングのサポートミュージシャンを勤めてから人気が出ましたから。
でもね、今の時代、ソコソコ上手い程度ではダメですね。マイケルブレッカー、ブランフォードマルサリス、ジョシュアレッドマンを過去の人にするくらいの凄腕がないと、本当に営業だけで食いつないでいる、状態になりますよ。
ジャズも昔はそうでもなかったんですけどね。ウィントンマルサリス登場以降はクラシックとテクニック的にはほぼ違いがなくなりました。加えて個性ですから。大変です。
ちなみに最初の回答で触れた先輩も、レコードは何枚も出されています。ズバ抜けて上手ければある程度の結果はついてくると思いますよ。大学出た当初は大卒初任給よりは稼げていると豪語してました。今はどうなんでしょうね。サラリーマンも長く勤めると大企業なら年収一千万もありですからね。
お礼
厳しい厳しい大変大変という言葉しか出てきませんねこの世界。夢も希望もあったもんじゃないね。意気消沈しました。