中退の経験者ではありませんが、会社の人事担当者です。
専門学校を含め、大学や高校などの中退者の応募もよくありますよ。
ただ、中退の理由によっては、採用など考えられないような人も多いですね。
採用時の給与などの処遇では、学歴などが重要となるわけですが、やはりマイナスでしか査定できません。しかし、必要な知識を持っていたり、やる気があったり、何かしらのいいところが目立ったり、悪いところがなく平均以上であるなどであれば、他の社員とすぐに同等の評価になりますし、場合によっては社内評価である昇給や昇進などでは、学歴は気にしませんね。
私が出た専門学校では、中退者はほとんどいませんでした。あるとしたら、3年制を2年制に編入、2年制を1年制へ編入して、当初の予定より早く卒業していくような人もいますね。ただ、単位数などの計算やカリキュラムの違いなどで簡単でない場合もありますがね。
そもそもが、専門学校は学歴のために行くのではなく、専門的知識や技術、さらには資格を目指す為の学校です。学問よりも知識や技術とその評価である資格なのです。
専門学校にも称号となる専門士や高度専門士ができましたが、学士や準学士などの学位とは異なりますからね。
中退が辛いのではなく、そのような知識や技術などの証明が少ないことが辛いのです。中退までに十分な知識や技術・資格などをとり、自信にあふれて就職活動すれば、中退というだけで毛嫌いする人事もいるかもしれませんが、そのような考えの人が多いわけでもないと思います。
私の友人に一人だけ中退された人がいます。家庭の事情で月単位で早く働く必要が出たためでした。私からすれば異性でしたが、好意を持っていたのかわかりませんが他の友人に話さなかった中退の予定やその理由を教えてくれました。しかし、とても明るく、中退する前に就職先を見つけていましたね。
職業によっては、人柄を重要視することもありますからね。