#2欄に回答した者ですが、レスポンスを拝見しました。やはり第1回目放送のシーンで、駅から漁協への道ではないでしょうか。車で送ってもらった春子は、ナツが病気だと知らされたままで、この直後に、作りかけの味噌汁を見て「(ナツは)ワカメを取りにいったな」と推理を始めませんか?
大吉はメールで、東京の春子に帰郷を促しましたが、車で東京まで迎えに行ったわけではありません(なにせ、これまでも、帰郷を促したところで空振りだったので)。第1回目の放送で、春子とアキは列車で北三陸まで来ました。アキにとっては初めての北三陸です。
大吉は(架空の)北三陸駅で春子らを出迎え、(なにしろ、ナツは本当は病気ではないので)、駅前の観光協会で春子にあいさつさせ、さらにそこから車で漁協へ寄って、そこでもあいさつさせ、ようやく、ナツが暮らす春子の実家に春子らを送り届けます。
漁協へは、波から離れた少し高めの幹線道路から右折して、海を左に見ながら細い坂を下って海辺に行きます。そのシーンは上空から撮られていますので、それをご覧になったのではないかと思います。
いずれにしても、その後もたびたび登場する(架空の)単線の北三陸鉄道は、常に海を左に見て東京方面へ向かいます(ということは東京方面から来るときは海が右)。また、総集編で説明があったかどうかは知りませんが、東京から北三陸へ行くには乗り換えに次ぐ乗り換えを経る面倒な道のりを行く必要がある旨が、第1回目を含めてたびたび語られます。また、北三陸はリアス式の入り組んだ海岸線が特徴の荒っぽい海です。それを表すためにも、“最寄り駅からすら一本道ではない”という描写を第1回目に入れたのではないでしょうか。
>いったん北上してから南下したのでしょうか?
地元に着いてからのちょっとの距離ですが、厳密に言うと、そういうことです。ちなみに、大吉さんは北三陸駅の駅長さんですから、北三陸鉄道が走っているところは、鉄道で移動させたいのです。ドラマ全編を通じて、車で遠距離を運転することは、まずありません。NHKオンデマンドでも放送1回分105円で視聴できるので、よろしければ確認なさってみてください。
お礼
たいへん詳しくありがとうございました。納得しました。 やはり、北の方にある駅で降りてから、車に乗せて南下したので、あのような映像なのですね。大吉の立場や思いからすると、そうなりますね。ダイジェスト版だと話が飛び飛びなので分かりませんでしたが、今あらためて解説していただくと、状況がよくわかりました。「北三陸駅」から袖ヶ浜に向かう車を映していたのですね。