留年・・・。私の高校は留年者が多く、1年の頃から教室にはセンパイがいました。2人だったかな。そのあと5人に増えた(笑)。大学付属だったので、基準が厳しかったし、これは一流大学だった。餌に釣られて転校もしません。私はストレートで卒業したけれど、こんなストレスフルな環境にはもういられんと思って、内部進学を蹴りました。
傍から見ていて、センパイらはプライドを保つのが大変だろうなあと思いました。できて当然。できないと恥ずかしい。腐ってしまう。いっそ、俺は努力すればできるし、才能にも恵まれているんだけれど、わざと遊んでいるんだぜという斜に構えた態度で自尊心を守るようになります。髪を染め、チャラ男になる。ますます留年の危機に瀕する。同じ人が、2回も3回も留年しましたね。
一応はエリート校なので同級生も辛辣でした。「あいつら人生を無駄にしているんだぜ」という言葉が、耳に痛いだろうなと思いましたね。実際、人によっては21歳で国家公務員第一種を通って、官僚になろうとか考えている。この人の狭い考えでは22歳になっただけで夢はぱあです。いろいろと弊害は出てきます。反面教師の扱いでした。
ただ私自身が大学院で留年して年齢不詳状態で勉強していて思ったのは、1年やそこらの差など、大した問題ではないということです。私の方が10歳上の人よりできることはあるし、逆に3歳下に負けることもあります。年齢のことにこだわっても狭いなあと思いますね。だから大学の部活などで「先輩と後輩の上下関係は絶対で一生続く」などと言っているのを見ると、器の小さい奴らだなと思います。自分の力について漠然とした考えしか持っていないのかもしれないな、と思います。
年齢という枠組みから外れて、人間を見ることができるようになるのがメリットと言えるでしょうか。就職すればキャリア組の若造に追い抜かれることだってあるだろうし、今から心を鍛えていると思えば、まだしも耐えられるのでは?
お礼
今から心を鍛えるですか…! 私に一番足りないものです…甘いんです… だから、とても心に響きました! これから先、絶対に後悔しないように頑張りたいと思いますm(_ _)m ありがとうございました。