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アニメのサザエさんについて
ウィキペディアによるとマンガのサザエさんは1946年にフクニチ新聞に掲載され、後に朝日新聞での連載が開始されたそうですが、 テレビアニメのサザエさんはなぜ朝日系列のテレビ局ではなくフジサンケイグループに属するフジテレビで放送されているのでしょうか?その経緯が知りたいです。
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当時のマンガやアニメは、メディアミックスのような戦略がない時代なので、版権の囲い込み意識が薄い時代です。 赤塚不二夫の天才バカボンなんか、講談社の週間少年マガジンから小学館の週間少年サンデーに移籍して打ち切りになり、そのまま講談社の週刊ぼくらマガジンで連載再開し、ぼくらマガジンの廃刊とともに、少年マガジンに戻ってきます。 サザエさんの新聞連載のコミックは、長谷川町子本人が代表を努める親族経営の姉妹社から発刊されていて、長谷川町子作品の著作権は作者が直接管理していました。 作者の死後、姉妹社は解散し、現在は財団法人長谷川町子美術館が著作権管理を行っていて、サザエさんの著作権を朝日新聞が持っている訳ではないのです。 また、アニメ化に際して、サザエさんバス事件という著作権裁判があって、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%82%A8%E3%81%95%E3%82%93%E3%83%90%E3%82%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6 サザエさんの版権許諾には作者の意向が明確になっていたので、しり込みするメディアが多かったと推測されます。実際サザエさんは商品化が難しいことで有名。 またアニメのサザエさんは日本全国で試聴できますが、フジ系列以外のTBS系、日テレ系でも放送されています。 長らく東芝一社スポンサーでの放送ということで、フジテレビが企画したのではなく、東芝の家電広告の意向に制作決定したのがフジテレビだったのだと思われます。
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- take-on3
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すみません推測で応えます。 権利関係は全て姉妹社が持っていた。 ↓ 東芝がフジに提供枠を持っていた。 ↓ 開始当時は一社提供が普通にありスポンサーの力が絶対だった。 ↓ フジや製作会社の誰かが東芝にセールスしたか、東芝の偉い人がサザエさんをやろうと言い出した。 ↓ 姉妹社と交渉、放映権製作権を獲得。 ↓ フジで放送開始。
お礼
回答ありがとうございます
お礼
詳しい説明ありがとうございました。よくわかりました。 それにしても、サザエさんの商品化が「難しい」ことは知りませんでした。 では、例えばJA貯金でサザエさんのキャラクターが使われているのはそのキャラクター使用権を長谷川町子美術館が許可しているわけですね