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Dolls
こんにちわ。 さっき、テレビで「Dolls」を観たのですが、始まりのところが見れませんでした。 そこでお聞きしたいのですが、どうして菅野美穂さん(の役)は正気ではなくなってしまったのでしょうか? 始まりの部分を見ればわかるのでしょうか? 知っている方は教えてください!おねがいします。
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冒頭は、ふたりが、ぼろぼろの服をきて、赤い紐でつながれた状態で桜並木を歩く・・・というところから始まります。 歩いている二人、それをみて笑う周りのひとたち、二人をつなぐ紐がどこかにひっかかって、いよいよ笑う周囲の人たち。 その後、二人がなぜそうなったのか、という理由が明かされます。 次のシーンは結婚式です。 新郎は菅野さんのモトカレ、社長の娘との逆タマ結婚をうわさする新郎の友人である列席者の会話が入ります。 そして、新郎(西島君)のところに「彼女が自殺した」と伝える彼女と共通の友人がきます。 「助かったのか」 「うん、でも彼女、わたしのことも分からなくなっていたわ」 これで、彼女(菅野さん)が自殺未遂の末、精神に障碍をおってしまったことが分かります。 そして、回想シーンのモザイクで、彼女と彼がどうして別れるようになったか、彼女の失望と悲しみはいかばかりか、自殺もやむをえなかった、ということが分かります。 友人から結婚式直前に彼女の事を聞いた彼は、病院から彼女(菅野さん)をつれだして、車でふたりだけの旅にでる・・・。 というのが、冒頭約25分のストーリーです。 これ以上は私は悲しくて見られませんでした(というか、一度映画館で見ているから、もあるのですが)。 回答はここまでです。 以下、よろしければお読みください。 この映画をみると、北野武という人は、エンターテインメントを撮りたかったのではなくて、アートとしての映画を撮ったのだ、ということが分かるように思います。 実際、語り口というか、筋書きはつまらない面もあると思います。もっと上手なストーリーにすることはできたと思います。ひとによっては退屈な映画でしょう。 しかし、アートというのは、分かりにくいこともひとつの要素です。分かりやすい=実用、はアートではありません。 映像の美しさ、そして、そこで描かれる世界の悲しさ、せつなさ、いとしさ・・・、これらは評価されるに十分なこの映画の美点だと思います。
お礼
そうだったのですか。 その結婚式は菅野さんとの結婚式ではなかったのですね。 でもあんな旅をするくらいなら、どうしてお金のための結婚を選んだんでしょうね?謎です。 >この映画をみると、・・・・・ 私もその通りだと思います。最後はもっと丁寧に描いてほしかったですが・・・ 回答、どうもありがとうございました。