アナログプレーヤに関する悩みは、初めてみると尽きないものです。
アナログプレーヤーは今から30年前後~15年前後の頃がピークでした。
この時代に生産された各メーカーのプレーヤーは、これからアナログを始める方にとってまったくスペック的には問題無い性能を持っていると考えも間違いではありません。
さて、本題に入りますが…実際の機種をどうすべきかは先ず、写真を見てみましょうYahooのオークション等をご覧頂き、自分の好みの機種を選んでみたら如何でしょうか。
ここで注意点!
貴方が、しっかりとした音を目指すのであればシステムコンポについている様な形式のプレーヤは避けましょう。
木製キャビンの重厚なプレーヤーが多数存在しています。
SANSUI/MICRO/VICTOR/TECHNICS/Lo-D/DENON等、往年の名器たちが出品されています。
貴方が気に入ったモデルはきっと貴方にとって心地よい音を奏でる機器になりますし、価格も5.000円程度からのオークションですから差ほど気にもならないでしょうし、プレーヤーの構造などを知る為には丁度良い価格帯でしょう。
機器選択は、上記の記述にあった年代と木製キャビネットの重厚なデザインタイプのものであれば、ある程度の音は保証されます。
何故なら、人間の耳は人が言うほどプレーヤー毎の音の違いを聞分けられるほど優れてはいません。
本当の音は、プレーヤではなくプレーヤーを取り巻く環境にあるのです。
例えば、カートリッジや針に代表される消耗品やクリーナー等です。
カートリッジの代表的なメーカーだけでも…
ORTOFON/audio-technica/NAGAOKA/PICKERING/SHURE等があります。
壁に吸音用のシートを貼ったり、プレーヤーの振動を緩和するスタビライザーを変えたりする事も、オーディオを知っていくと行うようになるでしょう。
大切なのは、プレーヤーを生かす環境をどう実現していくかであり、過去のプレーヤー時代に性能を競った機器をどの様に活用するかです。
この時代のプレーヤーはメーカーがオーディオの旗頭として開発した機器ばかりですから、固定観念はすてて素直に良いと思った機種を選んでも失敗はありません。
安心して、上記の記述に注意しながらお好きなものを選ばれてみては如何ですか。
新品をお望みならば、DENONのDP-47Fが国内モデルでは最上と言えます。
つい最近までPIONEERやDENONでも更に上級機種を出していましたが、限定生産でしたので完売となり、現在はありません。
最後に、ドライブの方式があります。
ベルトドライブかダイレクトドライブのどちらにするかと言う事です。
ダイレクトドライブ(以後DD)モータの回転をそのままターンテーブルに伝える方式で、ベルトドライブ(以後BD)はモーターの回転をプーリーとベルトを用いて伝える方式です。
DDは回転ムラが無く、クウォーツ対応型が多い半面、一度故障すると高額の修理費が必要となります。
BDはベルトの経年変化により回転に歪が生じやすく定期的なベルトの交換が必要になります。
現在でもベルトは簡単に手に入りますので、中古機器の場合はBDの方が安定した性能を維持できるかもしれません。
ベルトの緩みは音の違いを感じる事ができる良い機械にもなります。
モーターに関して言うならば、どちらも壊れた場合、それなりの修理費が必要となりますので同条件と考えてよいでしょう。
考えるより渡来してみては如何ですか…