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ピアノ以外の楽器奏者

ピアノ以外の楽器(ヴァイオリン・フルート・ティンパニetc.)の奏者に関する質問です。 ピアニストだと、それぞれ得意な作曲家の曲がありますよね。 例えば、バックハウスやシフだとベートーヴェンが得意、コルトーだとショパンが得意、シフラだとリストが得意、などなどです。 これらの作曲家はそれぞれ作風も時代も異なりますので、それぞれ得意分野があるというのは理解できます。 しかし、他の楽器奏者で、奏者が得意分野に分かれているというのはあまり聞いたことがありません。 例えばヴァイオリンの巨匠・ハイフェッツですが、彼は何が得意・不得意ということもなく、ほとんどの曲を弾きこなしていたと思います。 また、フルートの巨匠・マルセル・モイーズも、特定の分野に偏らず、あらゆる曲を吹いていたように見えます。 ピアノ以外の楽器では、奏者が得意・不得意分野を持つということはあまりないのでしょうか? また、そうであるならば、なぜピアノだけがこのような状態になっているのでしょうか?

みんなの回答

回答No.3

NO,1さんと同じになりますが、あまりに曲(名曲)が多すぎるということでしょう。 あるピアニストのインタビューで、とてもじゃないが、何回生まれ変わっても、全部の曲を学ぶのは無理だと言っていましたね。 私は、ハイフェッツの全集を持っていますが、約100枚(CD)位だっと思います。ハイフェッツは、ほとんどの有名ヴァイオリン曲を録音していますから、この全集は、ヴァイオリニストのレパートリーを網羅しているといっても過言では無いと思います(現代音楽を除く)  この全集は、正規録音した音源全部を収録しているので、複数回録音された曲も含まれています。 ということは、一曲一録音だけで収録すれば、もっと少ないCD枚数で済むわけです。 それで、ピアノ曲になりますが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンだけで、どれほどのCD収録枚数になるでしょうか?ざっとの計算ですが、50枚以上にはなります。 この3人のあとに、どれほどの有名作曲家が、ピアノ曲を作曲したでしょうか・・・。 ピアノ曲を学ぶには、人の一生はあまりに短いということでしょう。 ブレンデルなんかは、ショパンか他の作曲家を選択して、ショパンをレパートリーから外してしまいましたからね。 ピアニストは、自分の好きな曲を選ぶことができる。 これは、ピアニストの特権ではないでしょうか。 他の器楽奏者は、好き嫌いを言っていたら、弾く曲がなくなってしまうでしょう。 ヴィオラ奏者やチェロ奏者のインタビューなどで、ブラームスやドヴォルザークがもっと作曲してくれていたら・・・というのを何度も読んだことがあります。 ピアノの名曲がこれだけ多いのは、作曲家が得意な楽器がピアノであったということもあるでしょう。 そして何より、ピアノという楽器の表現力の幅広さということになるのではないでしょうか。1台の楽器で、オーケストラにも匹敵する表現を可能とする。その楽器が魅力的だから、その楽器のために作曲する。というのは自然な流れだと思います。

selfless
質問者

お礼

> とてもじゃないが、何回生まれ変わっても、全部の曲を学ぶのは無理だ こんなことをいっていたピアニストがいたんですね。 > 約100枚(CD)位 思ったより少ないですね。 > ブレンデルなんかは、ショパンか他の作曲家を選択して、ショパンをレパートリーから外してしまいましたからね ショパンを演奏するとなると、癖がついて他の作曲家の楽曲が弾けなくなる……とかいっていましたね。 サンソン・フランソワやコルトーのように、逆にショパンに特化したピアニストもいるので、このあたりは好みですかね。 > ブラームスやドヴォルザークがもっと作曲してくれていたら ブラームスはヴィオラ・ソナタを、ドヴォルザークはチェロ組曲を作曲していましたね。 > 作曲家が得意な楽器がピアノであった これはそうでしょうね。 ベートーヴェンなどは、自分の得意でないヴァイオリン協奏曲には自作のカデンツァを書いていないのに、ピアノ協奏曲にはカデンツァを書いていますから、よほどピアノに自信があったのでしょう。 J.S.バッハもオルガン奏者として知られ、モーツァルトもピアニストとして人気があったようです。

  • han-pen
  • ベストアンサー率35% (56/157)
回答No.2

ピアノや指揮は得意不得意は有るような気がしますね。 バイオリンやフルートでは?と言いいますと細かいことを言えば有るのです。 古典、ロマン派をなんとか演奏できても近現代になるとまるっきしダメな人。 またクラシックはいけてもポップス系アレンジの演奏になると全然ダメな人がいます。 弦楽器や木管楽器は得意不得意は別れますね。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 > ピアノや指揮は得意不得意は有るような気がしますね。 確かに、指揮にも得意・不得意がありますね。 フルトヴェングラーはドイツ系が得意とか。カラヤンなんかは幅広く指揮していますが。 > 古典、ロマン派をなんとか演奏できても近現代になるとまるっきしダメな人。 > クラシックはいけてもポップス系アレンジの演奏になると全然ダメな人がいます。 クラシック畑の人の場合、そもそも近現代曲を演奏しなかったり、ポップスは全く練習しないという人も多いのではないでしょうか? クラシックとポップスだと作風が大きく変わってきますし、ポップス畑の人がクラシックを演奏できないこともあるでしょうから、これはやむをえないかなと思っています。 > 弦楽器や木管楽器は得意不得意は別れますね。 私には奏者が思い浮かびませんが、どのような人が何が得意なのか教えていただけると幸いです。 あと、金管楽器や打楽器については分かれないのでしょうか? あるいは、分かれるほど楽曲が存在しないのでしょうか?

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.1

 それだけ、ピアノ曲はたくさんあるということです。  バッハから、古典派、ロマン派、近代現代、それも世界中まんべんなく、というのは、ピアノ曲に関しては無理です。どこかに的を絞らないと、とてもマスターしきれないと思います。しかも、ピアニストは、基本は暗譜ですから。  これに対して、ヴァイオリン曲は、「広いレパートリー」といってもかなり限定されます。しかも、同時に出す音は基本的に一つですから、ピアノに比べれば「音符の数」はかなり少なくて済みます。  ましてや、フルートの独奏曲は、さらに限定されます。得意不得意を言っているほど、曲数がないのです。  フルートはまだ多い方で、クラリネットやオーボエはかなり少なく、ファゴットやホルンに至っては数えられる程度しかありません。  さらに増してや、ティンパニなんて、独奏曲ってあるの? というレベルでしょう。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >  それだけ、ピアノ曲はたくさんあるということです。 バロック時代の楽曲などはピアノではなくチェンバロやハープシコード向けに作られたものなので、厳密にいうと「ピアノ曲」ではありませんが、確かに鍵盤楽器の楽曲は他の楽器に比べて群を抜いていますね。 > ヴァイオリン曲は、「広いレパートリー」といってもかなり限定されます 私はヴァイオリン曲にはあまり詳しくないのですが、レパートリーというと、J.S.バッハ・ベートーヴェン・モーツァルト・メンデルスゾーン・パガニーニ・サラサーテ・クライスラーあたりでしょうか? もちろん他にもたくさんいるでしょうが、上に挙げた作曲家だけで、結構なレパートリーは網羅できるのではないでしょうか。 > クラリネットやオーボエ クラリネットというとブラームスがクラリネットソナタを書いていたくらいしか存じません。 オーボエについてはプーランクとかでしょうか。 確かに鍵盤楽器の楽曲の膨大さには目を見張りますが、なぜこんなに多いのでしょうか。 ピアノが特別扱いされるようになったのは近年のことで、古くはチェンバロやハープシコードなど、室内楽器の一つにすぎなかったはずなのに。