それはカウパー腺液という弱アルカリ性の液体です。
通常尿道内は弱酸性ですが、それでは精子が死んでしまうため弱アルカリ性に変える液体です。
また、ドロッとした粘性はセックスのときの潤滑油の役目もし、先走り液といわれますが挿入可能を示す男の愛液です。
気持ち良くないのはそれが快感の前段階で分泌されるからで、これから快感がおとずれることを示します。
しかしこれはセックスにおいてであり、オナニーでドライオーガズム(無射精絶頂)を極めるとカウパー腺液の分泌できわめて異様な快感を覚えるようになります。
ドライオーガズムオナニーをしているときに徐々にトランス状態に入っていくと、ペニスの付け根の奥が膨らんだり縮んだりするのを感じるようになります。
これはカウパー腺が液体を分泌するために起こるもので、これがペニスへの外的触感とは違う、内的触感となり素晴らしい快感を誘発するのです。
やがてカウパー腺液が尿道内を昇るとき、今度はペニス全体が内的触感を感じてさらに素晴らしい快感に包まれます。
カウパー腺液は射精と違い刺激が続くあいだ分泌されますので、その間その快感が続きます。
やがてある地点で全身が痙攣し射精を伴わないオーガズム(ドライオーガズム)に達します。
しかし射精しないので性欲の喪失感はなく、そのまま続けることができます。
この快感はドライオーガズムオナニーの最中続き、やがてそれを求めるようになります。
ドライオーガズムオナニーを行うためには経験が必要ですが、カウパー腺液の分泌でおとずれる快感は射精の比ではありません。