とあるお店が開店後すぐに閉店。どんな理由で?
意外な理由で閉店してしまったようです。
さて、どんな意外な理由で閉店してしまったと思いますか?
どんなお店なのかはみなさまにお任せします。
実際の話ではなく、空想回答でお願いします。
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●こんばんは。
おそらく猫男が魔法使いをだまして時計店でも始めたのでしょう。
ところが販売した時計が、時間を自由にするできることができる「時の精」が、神様に作っていた時計だったもので、噂が広がり、世界が危機に怠る可能性があると当局がドーベルマン刑事を猫男の元に派遣したので、厚かましい猫男も「時計店」開店後すぐに閉店になったと思います。
●ちなみに猫男とは、下記のような人物です。
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小太郎と猫男
澄み切った空気が水のように夕暮れの公園に満ちていた。
小太郎は母にお使いを頼まれて、商店街の魚屋でさんまを買っての帰り道にぶらぶらと小石を蹴りながら公園を横切っていた。すると街灯の下で、灰色の服を着た猫男が自転車につんだ紙芝居をやっているのが目に入った。お客さんは近所の子猫たちである。
小太郎がそばを通ると「坊ちゃん、坊ちゃん」と猫男が鼻をピクラピクラとひきつかせながら呼び止めた。
小太郎は幼稚園ではおっさんと呼ばれていたので、猫男から坊ちゃんと呼ばれても自分のことだと気が付かなかったが、手招きされたので何だろうかと近づくと、紙芝居を見ていかないかと誘われた。小太郎はこけしのように広く飛び出たおでこにしわを寄せて、お金は持っていないよと言った。
「ああ、お金などはいりません」
そういって猫男は飴色の紙芝居の引き出しから、水飴を出して小太郎に渡した。小太郎のおでこの下に陥没している細い眼が久しぶりに笑った。まだ幼稚園児なのに顔の造作は大人のようで、笑うと乱ぐい歯が見える。
紙芝居の題名は『にゃん・わん大戦争』と言って、要するに猫と犬の喧嘩の話だった。
猫男は紙芝居を始めるとすぐに「坊ちゃんが持っているのはさんまでしょう、そんな物を持っていると犬に狙われますよ。奴らは鼻がいいですからね。坊ちゃんが紙芝居に夢中になっていて気が付いたら、さんまは犬に食べられた後ですよ」そう言って、猫男は紙芝居が終わるまで預かると言った。小太郎はそれもそうだなと思って、お使いで買ってきたさんまを猫男に預けた。
紙芝居が再び始まり、猫男はまるで魔術師のようにしゃべり出した。時には声をひそめ時には大声を上げて、紙芝居は進んでいった。そしてバチで太鼓を叩きながら犬の仕打ちに涙まで流して猫と犬の戦争を語った。
小太郎までもらい泣きをしていると、猫男はどさくさにまぎれて預かっているさんまをむしゃむしゃと食べ始めた。小太郎と視線が合うと、これは紙芝居を始める前に買って置いたもので坊ちゃんのさんまはちゃんと預かっていますよと言ったので、小太郎は安心して水飴を舐めながら紙芝居に夢中になった。
そして紙芝居は終わった。
猫男が紙芝居を片づけ始め、子猫たちはみんな家に帰った。
小太郎も帰ろうとして、猫男にさんまを預けているのを思い出した。
「さっき、預けたさんまを返してください」
しかし猫男は知らないふりをして自転車にまたがり公園を出ようとした。
小太郎は追いすがった。
公園の出口のところでタイミングよく、犬のお巡りさんに出くわした。
すると猫男があわてて「この坊ちゃん困るんですよね。紙芝居をただ見して、水飴も食べたくせに、ネズミ花火までくださいとか言うんですよ」
小太郎の頭は混乱してしまった。
犬のお巡りさんは、小太郎の姿形をしばらく眺めてから言った。
「猫男さん、彼はまだお子様なんですから、ネズミ花火もあげたらいかがですか。それでみなさん平和に暮らせるんですよ」
猫男は困ったような顔をしていたが「そうですね、犬のお巡りさんがおっしゃるのなら仕方がありませんね」そう言って、灰色の服のポケットからネズミ花火を出して、小太郎に渡した。猫男はベルをチャランポランと鳴らして、ペダルをこいで自転車を走らせて行った。
小太郎が自宅に帰ってくると、母にさんまはと訊ねられて、ポケットからネズミ花火を出して叱られた。
父の大次郎の所に行き、事情を話すと大次郎は、ネズミ花火でも庭で見ようじゃないかと言った。
庭でネズミ花火に火を点けると、花火は赤く燃えながら高速回転してシュワ――シュワ――と、小太郎を追いかけてきた。
小太郎は最後の最後まで猫男にやられっぱなしだったが、結構ネズミ花火は面白かった。
●御覧のように、猫男はかなりええ加減な人物なので、注意をしましょう。
お礼
あ~!!なるほど! 八百屋って書くつもりが、八百長って間違えてしまったんですね^^; ギャンブル店だけでなく、青果店も閉店してしまったでしょうね。 八百長の野菜って産地偽装とかしてそうですもの・・(-_-;) ご回答頂きありがとうございました。