40過ぎのオバチャンです。
成績が落ちる原因は色々あって、成績をあげる方法は原因によって様々です。
成績をあげる方法を「努力するしかない」と答えたのが先生なら、質問者さまの質問を真剣に訊いていないと受け止めたのか、もとからデキる人で努力の方法を考えたことがないのか、どちらかなーと感じてしまいました。
脱線はさておいて、中学生くらいの「成績」というのは、実は2種類あります。
学校の定期テストと、模試や実力テストのようなもの。この違いが分かりますか?
定期テストは、試験範囲が決まっていますし、学校で習ったことから出ますよね。
つまり、このテストで成績が落ちるのは、同級生に比べて授業が理解できていない、ということです。
模試や実力テストは、試験範囲ってありませんし、習ってもいない所からも出題されますよね。
これは、その人の地力が分かるもので、このテストで成績が良くないというのは、基礎学力が足りていない、勉強が足りていない、ということです。
基礎学力をあげるには、授業を理解するのは当然なのですけれど、前にさかのぼって勉強をし直さなければいけないこともあります。極論ですが、数学なんて、九九が不確かだとキチンと解けるはずがありませんよね。
一方で、学校では教わらないところまで調べないと、学力がアップしにくいこともあります。国語の読解力なんかが典型例ですね。教科書を何度読んでも、それだけで読解力は身には付きません。
質問者さまが、先の2つのうち、どちらが低下しているのか、低下している教科は何なのか、勉強方法はそれによって変わってきます。
自分に欠けているもの、不足しているものは何なのか、それを分かるのが、成績UPの第一歩です。
成績の良い人は、自分の弱点をきちんと理解していて、それを克服するための勉強ができています。意識してしている人も、意識せずにできる人もいますけれど。
とりあえず質問者さまにお勧めなのは、予習復習ですね。
「ノートの書き方を変えると良い」と言われたというのは、質問者さまのノートは勉強をしているノートになっていないのでしょう。ノートを見て、大事な所がすぐ分かりますか?このページでは、何を勉強したんだということが分かりますか?
予習として、習う前に教科書を読む、英単語や国語の漢字など分からないものは先に辞書で調べノートに書きだす、歴史や地理なら自分なりにまとめてみる、そういった作業をします。
授業では、予習したところに、書き足すような感じで授業で教わったこと、板書された内容を書いていきます。
復習では、予習と授業の内容を見ながら、まとめ直して、分からない問題があれば解いてみます。
これだけで、結構、成績は上がりますし、地力もある程度は付きますよ。
具体的に、どんな書き方がいいかは教科によってもバラバラですし、その人への向き不向きもあります。
「こうしさえすれば大丈夫」という絶対の方法は、残念ながらありません。色々と工夫してみてください。