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映画ラストエンペラーの一場面

映画ラストエンペラーで、西太后?が死んだとき、口中に黒い石の球をいれていましたが、 これは清王朝かなにかのならわしなのですか?それとも、監督の演出ですか?

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回答No.1

中国では 古来から丸い物を崇拝する思想があります この点にだけ特化すれば古代エジプト文明と似ています 環や玉です 台湾の故宮博物院にも紀元前2000年頃の玉や環が多数展示されています 概ね ヒスイで出来ています 地球の中心 国家の中心 文化の中心 思想の中心 を成しているとの考え方です この様な考え方を総称して中華思想といいます 非常に尊大ではあるものの 日本人ならば 誰もが影響されている考え方であり 古代黄河文明の中心民族が漢民族だった為に 今でもこの思想が重んじられます ちなみに 地方よりも中央が政治的にも文化的にも優秀である 権力掌握にも権力発動にも中央が有利である 仕事や事業も地方よりも中央が絶対有利である と言う考え方は完全に中華思想の成せる態度です しかしながら この様な思想は欧米特に米国には全くないものです 又 一方で龍は皇帝の印 この竜が銜えているのが 玉(ぎょく)なのです この龍と言う物は日本の端午の節句からも明らかな様に 元々は鯉が滝を登るのですが この滝を上りきったら鯉が龍になるのですが この部分は日本では余り知られてはいません 縁起の良いものとされています  従いまして中国の滝を登る鯉にはひげが生えていますが日本は如何でしょう この龍にも色々ありまして  足の爪が5本が皇帝 その他の者は5本の爪を使用する事は禁止されています 西太后は権力者ではありますが 東太后ではありません 東太后とは正室の事 西太后とは側室の事 権力の権化だったのでしょう 自身の神格化が 齎した儀式的色合いの強い臨終でしょうね 玉を銜える龍 こそが 西太后の中華思想の中心そし玉を銜えている様が自身の神格化の頂点だったのでしょう 古来の慣わしですから 死んだ者に玉を銜えさせても害はありません

yuka2002
質問者

お礼

ありがとうございました。