- 締切済み
ピノノワールの酸味に関して・・・本物?偽物?
ピノ・ノワールの酸味について教えてください。 日本国内に出回っている7割がたのピノノワール種が酸っぱい(酢酸系の味)と感じるもので、ごく稀にしか文献等で説明される「果実味が広がる品種」という物に出くわしません。 ショップの店員にしても、ソムリエ協会から資格を受けた人にしても酸味はつき物だとか、まだワインが若いからと説明をするケースが多々ありますが、「果実味広がる物」と指定して出してきたワインにその言い訳は通用しません。どうしてこんな筋の通らない言を平気で言えるのか不思議です。 中には試飲して酸っぱいと感じてバランスを崩しているものですら美味しいでしょと薦めてきます。 正直、本物の味は何なの? という疑問しか感じません。 さらに、中にはボトルから液体が漏れ出したものもコルクが悪いせいで漏れただけで品質に問題ないという例もありました。正直、こんな状態で大丈夫か日本人と感じるくらいです。 そして、極めつけはこのコルクの件で輸入会社に問いただせば一貫してリーファー輸送なので熱劣化は問題ありませんと回答、そこで港での電源管理はどうしてるのかと聞けば、「輸送会社(DHL等)が管理しているので大丈夫です」と人任せ、とあるネット上に出ている100%リーファー主義http://www.fwines.co.jp/company/100reefer.html を謳っているサイトの図を見ても港部分の温度管理には15℃という表記を外して、その下の説明で「積み込み前のコンテナヤード」と法的な逃げ場を作っている始末、言葉も100%リーファー「主義」と語源上、目標に捉えられる言葉なわけで信用ならない・・・ 本当にこんな状況で大丈夫なんですか? 確かに日本人は酢の物、梅干が代表するように酸っぱい事に寛容な人種ではありますが、これだけ不思議(確証まで持てないため)が多い状況で本物の味を提供されているのかと疑わないで受け入れられますか? 皆さんのご意見をお聞かせください。(場合によっては爆発させた方がいいかも) 正直、私は日本ワイン界の有識者(販売者やソムリエなど)は「人がワインを選ぶのでは無く、ワインが人を選ぶのだ」といっているようにしか感じません。 もし私がフランスのワイン生産者だとして、それでも日本人がやはり酸味に関して寛容だと感じたならば、商売相手として澱の近くに溜まった絞り汁でも、日本人は喜んで買ってくれると感謝することでしょう・・・
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- emu-lilve
- ベストアンサー率0% (0/0)
ただのノンベイです。ワインの専門家でないため、経験だけでお話しすることをお許し下さい。 ピノノワールが中心になっているものは、熟成を計算して酸の強いつくりをしているように思います。フランス産ブルゴーニュのピノノワールを中心に作られたワインは、酸味が強く感じます。同年度の米国産ソノマのピノノワールで作られたものは、果実味がしっかり感じられるように思います。そのためか、米国産のピノノワール中心のワインは長期熟成しない、と言われることがあるようです。 またブルゴーニュの古酒と呼ばれるもの(20年ぐらい前のもの)をいただくと、しっかりと果実味を感じられるものに出会ったことがあります。そのため、私の認識では、酸の強いものは、熟成するとおいしくなるのでは?と考えております。 ブルゴーニュを熟成させるだけの自信がないし、熟成したブルゴーニュは値段もそれなりにするため、私は今飲んでおいしいので米国のピノノワールを好んでいます。フランスワイン好きでしたら、たまには米国ワイン、たとえばKISTLERのようなワインを試してみていただければ、ワインを選ぶ権利が消費者に残っている、と思えるような気がします。 長文失礼しました。
お礼
大変貴重なアドヴァイス有難うございます。 長期熟成を念頭において、ワインが若いと考える点は一理あると思います。 私も、アメリカのオーボンクリマというピノを飲みましたが、好みとは若干離れるものの、そこにサンタバーバーラ(ロスに住んでいた為、何度が行ったことがある為)の土地が特徴に現れる素晴らしいものだったと覚えています。 ブルゴーニュに関しては、その辺が見えてきません。 ちなみに、アルベール・ビショーのジュヴレ・シャンベルタン2007という4000円くらいの物を2本飲み比べてみた事があります。勿論、購入したお店も同じところの物です。 最初の1本目は、味は薄く感じたものの、舌の中で花開き、全味覚にバランスよく刺激を与えるものでピノノワールの素晴らしさが伝わってきました。 しかし、2本目は全然花開くことなく、酸っぱいという印象で終わりました。 この時感じた酸っぱいは、他のピノを飲んでも同じような味で、その特徴を語る部分に違いが見えなくります。 この経験からピノに対する疑念を抱くようになったわけです。 正直、不味いと感じたピノは全てお店につき返して、その場で試飲した上で、別な同品のボトルを開けさせ、さらに試飲してます。 どれも一本、一本、味が全く違います。 たまに、こちらの持って行った方が開いている場合(このときは液漏れしていた件で持って行きました)もありました。(酢酸の味がくっきり浮き出していたので残念なものでしたが。) ここが不思議に感じたところなのです。 若いワインなら若いワインときちんと説明すればいいものを、酸味はつき物と言って逃げる店ばかりだから余計に怪しく感じます。 恐らくこれはお店側も適正に熟成させても味が変わらない(美味しく花開かない)事を知っているからだと推理します。 確かに、お店によっては今抱えているピノノワールが捌けないと経営が苦しくなる、赤字になるという事情は解かります。(掲示板や知恵袋での反応を見てもワインブームが去っているようなので)しかし、悪いものを出して美味しいでしょと薦めてきたこのワイン業界にも責任があるのであると感じております。 ハッキリ言わせていただくと、初心者が不味いピノノワールにあたったら、先ずワインは不味いの印象を持ち、日本酒やビールの方が美味しく飲めるしコストパフォーマンスいいと決め付ける事でしょう。 逆に、美味しい物当たった場合は、多少コストはかかっても、もっと色んな物にチャレンジしたいと感じるだけの魅力をピノノワールは持っていると思います。 私が、ワインが人を選ぶとしたのは、この当たり外れを当たり前のようにしている売り手の姿勢に対する皮肉とご理解下さい。(反論ではなく、私の愚痴と思ってご理解下さい) ご意見、誠に有難うございます。