基本的には、どんな生地でも水通しをして地直しをした方が良いです。
何故かというと、水通しをしなかった場合、もし出来上がった服が雨にでも濡れた場合、縮んでしまうことがあるからです。ですから、そうならないようあらかじめ濡れて縮むような生地は、縮ませてしまってから縫うほうが良いのです。
私の場合、ポリエステルやコットンは直接水に浸してしまい、脱水をかけず広げて干します。コットンは、半乾きの状態でアイロンで整えます。
ウールやその他の上質な生地は、きりふきで水をかけ、生地に十分に水が浸透するまでビニールなどでくるみ、その後アイロンを完全に乾くまでかけます。
ただし、水通しに注意しなければならないものもあります。
ふくれ織り・起毛素材・光沢のあるもの・ラメの入っているもの・一部のシルクなどです。
ふくれがつぶれたり、光沢がなくなってしまったり、シルクにはアイロンの跡がついたりしてしまいます。心配なときには、生地の端の方に霧吹きで水をかけ、アイロンをかけてチェックしてから行って下さい。
一般的なウールであれば、普通に水をかけたり(洗うことはしない)、蒸気をあてても大丈夫です。
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