いつも丁寧なお礼をいただき、ありがとうございます。
さて、実はバンコク近郊の海岸地帯は、チャオプラヤ川の土砂により形成された広大なデルタ地帯で、本来はマングローブ林により海岸線が維持されてきたのですが、エビの養殖地(現在はほぼ消滅し、転用されている)・塩田・住宅地の造成などでマングローブ林が消滅し、チャオプラヤ河口から西側はその消滅の影響と海流などにより陸地が削られまでになっています(東部は逆に土砂の堆積により陸地が拡大)。ともかく、チャオプラヤ河口から広い範囲でデルタ地帯が広がるとともに、それに続く遠浅の海が広がり、チョットしたことで海底の土砂が海中に拡散し、濁りやすい状況にあります。ですから、バンコクの近くで綺麗な海に巡り合うことは難しいことになります。沖合に出るか、西海岸・東海岸共にチャオプラヤ河口を離れるかしかないことになります。
しかし、逆にサムット・ソンクラームの海岸は貝類の好漁場ですし、シラチャとシーチャン島の間は養殖イカダの多いことで知られていて、海と人の営みの中にも見るべきものはあるので、要は何を見、何に感動するかだと思います。
とはいえ、やはり多くの人に感動される景観はあるので、私が今まで最も美しいと思った海は、ベトナムのハノイ近郊のハロン湾とモルジブの海です。ハロン湾は海だけでなく陸を含めた景観が、モルジブはどこまでも美しい海に。ハノイなどはタイ国内便より安い料金が出ているくらいで、バンコクからは行きやすいのかもしれません。私は20年近く前に行ったので、今ではだいぶ変わっているのかもしれませんが、ハロン湾は世界遺産に登録されているので、良し悪しは別として、それなりに観光地として整備されているでしょうから。
同じような景観・美しい海はプーケット・サムイなどタイ国内にもあるのですが、その規模、透明度など到底及ばないものだと思います。個人的にはプーケットの人の少ないバンダオ・ビーチでアンダマン海に落ちる夕日を眺めることが好きですが。
お礼
いえいえ、こちらこそ! 本当に勉強に、なりました また機会がありましたら よろしくお願いいたします先輩!!