「映像を保存する」ためには、保存するデータのファイル形式を考慮しなければなりません。
編集を前提にするなら、画質劣化がごく少ない[AVI]形式でPCに(実際には外付けHDD等)取り込んでしまうのが通常のやり方でしょう。
しかし、画質優先のAVI形式取り込みの難点は、ファイル容量が大きくなることです。(1時間で12~3GBを消費します)
この段階で、”映像データ”としてDVDに取り込むのは容量的にムリがあると思われます。
DVDに保存したいのなら、MPEG2形式で取り込むことです。
ただし、MPEG2形式に変換した時点で画質は劣化し、元へは戻せません。
この場合は取り込む際のソフトウェアにもよりますが、ビットレートの設定が可能かどうかを確認する必要があります。
MPEG2変換の際のビットレートは最低でも4Mbps以上、出来るだけ画質劣化を抑えたいなら8Mbps~9Mbps(MAX)で取り込む必要があります。
MPEG2形式の高画質で取り込む場合は、4.75GBのDVDで約1時間分とお考え下さい。
さて、個人的にお勧めしたい取り込みですが、、
「映像を残す」ということですから、なるべく高画質のまま残すべきだと思います。
そのためには、外付けHDDを導入し、まずはどんどんDVテープの映像をAVIで残しておくのです。
その後は、編集するなり、DVD化するなり、とにかく元データがあれば何でも可能です。
容量的にDVDにはAVI形式で残しにくいので、BD(25GB又は50GB)という選択肢もありますが、やはり光学ディスクは耐久性に関してのリスクを伴いますので、ここはHDDを選ぶべきと思います。
ただし、HDDでもある意味では消耗品として考えるべきなので、常に2台のHDDでバックアップ運用をすべきと思います。
一頃に比べると2TBクラスのHDDも、随分値段がこなれました。
一瞬にして大切なデータを失うかもしれないことを考えれば、安いものだと思います。
蛇足ですが
買ってきた外付けHDDは、すぐに使える状態ですが、フォーマット形式がFAT32であることが多いです。
FAT32のままだと、1つのファイルの容量制限(4GBの壁)に突き当たるかもしれませんので、NTFS形式であることをご確認下さい。もしFAT32だと、このドライブの再フォーマットでNTFSに変更して下さい。
テープそのものを捨てるかどうかですが、自分の家に再生器機がなくなっても、変換してくれる業者はある程度残ります。
テープが現状では一番長寿命であるとも言われていますので、とにかく残しておきましょう。本当に不要になった時に捨てれば良いと思います。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。