>圧力が高いということは、ガス(冷媒)が多く流れることであり、それで、圧縮機の負担が増すということでしょうか?
→そのとおりです
>冷媒ガスの過充填以外で、ガス圧が上がることがあるのですか?
室外器周辺の温度が上がると圧力上がります。
>すみません。何が惜しいのでしょうか?
>膨張弁(エクスパンションバルブ)が詰まると高圧、低圧ともに圧力は下がるのにゃ
NO3、4の回答者さまは丁寧に噛み砕いて説明して下さっていますがサイクルを誤解されています。
初級のテキストではコンプレッサを水ポンプに例えていたりするのでウチの若い衆も良く誤理解していたのを思い出します。
ここでは冷房-暖房の切替弁やコンプレッサの回転数を変化させる動作は割愛します。
ちなみに同じ条件でインバーター制御でコンプの回転数上げると高圧側は圧力が若干上がり低圧側は相応に下がります。
室温が設定温度付近まで下がってくると膨張弁がガスの流量を絞り高圧が下がり、低圧も下がります。
文頭に回答したとおり流量が多いと圧も上がり流量が減ると圧は下がります。
理解されてない方は反論されるところだと思いますが
室外器高圧側のサービスバルブを閉めて(膨張弁が完全に閉鎖と同義)冷却運転を続けます。
「ノズルが詰まって圧力上がる」という理解だと室外器の解溶詮が吹っ飛んでガスが抜けるか圧力スイッチが動作してコンプが止まりそうですがそうはなりません。高圧、低圧共に圧力は下がっているから。
コンプレッサもサイクル内に冷媒に一緒に循環している油はありますが自ら内部で循環やハネかけしているのでロックすることもありません。
これをしばし続けるとサイクルのガスをくまなく室外器に封入することができます。
素人業者が得意げに言う「ポンプダウン」の完成です。
>エアコンのガス圧が高いと一般的にどのようなトラブルになるのでしょうか
→凝縮工程で飽和に近づきますので冷えが悪くなります。
経験では正面にあったマンションが平地になって日当たり抜群になったバルコニーの温度が劇的に上がって冷えなくなったユーザーに設置位置変更を進言したが理解してもらえず○千万すると脅かされながら工場よりサーモグラフィを借りて室外器が全く熱交換していない映像を見せた事があります。
更に圧力が3.5MPaくらいまで上がると圧力スイッチでコンプレッサ停止。
経験では室外器の裏側にビニール袋が食い込んで熱交換せず、通常は壁側で配管も回されていて見えにくいのですが冷えないと激怒してきたユーザーも平謝りしてました。
ガス圧が高いからガス漏れしやすくなるというのはデタラメです。
設置がいいかげんな素人業者の工事が原因の方が多いです。
工事で2/8の液ラインの配管を壁に入れる際に銅管を潰して夏最盛期の前に納品→文の趣旨どおり「つまって」いると同様なので各圧力が下がるのでカタログ値どおりには冷えず→クレーム。
メーカーが修理に行くとすぐに判明しますが素人工事のせいとはいえ「超」大手量販店の下請仕事なので原因をハッキリ説明できない事もしばしば。
お礼
詳細な回答ありがとうございます。感謝です。返事遅くなりすみません。 さすがに、現場で長年、苦労されているだけあって、説得力がちがいますね。 私が無知なので、説明がわからない部分もありますが、詳細な説明のおかげでイメージはつかむことができました。 本当にありがとうございます。最後に一つだけ質問させてください。 >凝縮工程で飽和に近づきます この意味がわかりません。すみませんが、サルでもわかるように教えていただいたら幸いです。 よろしくお願いします。