直接回答じゃないんですが、画像の大きさを変えずに解像度だけ変えることも可能だし、またそうしても画質に対する影響は全くありません。商用印刷とかの世界じゃなければ、たいていの場合において解像度の数値は「単なる飾り」です。ちなみにPhotoshopだったら、解像度の値を変えずに画像のピクセル数を変えたり、その逆が可能です。
ややこしい話ですけど、「画像の解像度」というのはその画像の1ピクセル(ドット)の大きさを決めるものであって、画質に対する設定ではないのです。なのでピクセル数を変えずに解像度だけ上下させることは可能ですが、そうしても画面で見る分には画質は全く変わりません。それにデジカメが報告してくる解像度は超適当なので、まるで参考になりません。
一方、解像度をまじめに見ているソフトで印刷させると、解像度が異なる画像は違う大きさに印刷されます。1000x1000ピクセルの画像だったら今の350dpiと72dpiだと、
350dpi:
1000 / 350 x 25.4 = 72.57[mm]
72dpi:
1000 / 72 x 25.4 = 352.78[mm]
このような大きさになります。仮の話として、15cm定規の原寸大画像ですと説明書きがある画像で、こっちのPCで見た時には15cmだけど、このPCだと20cmになった…なんてことだったらちっとも原寸大じゃないですよね。これじゃ困っちゃいます。それを避けるために、ピクセルの大きさを厳密に定義しておくのが解像度の意味です。
なので350dpiの画像をそれよりも粗い解像度のディスプレイやプリンタに出した場合には、ピクセルを切り捨てないと正しい大きさにならないし、その逆の場合はピクセルが足りなくなるので補わなければなりません。どちらの場合も、原寸表示のためには画質劣化が伴います。つまり350dpiの画像を無劣化で出せるのは、350の整数倍の解像度をもつ装置だけだということです。また、画像側に正しい解像度の数値が書いてあって、かつ出力側がそれを守らないと、これは全く意味をなさない数字となってしまいます。
お礼
解像度の数値は「単なる飾り」です。 これが一番納得できました。ありがとうございました。