そういう運用を、マルチブートやデュアルブートと呼びますが
問題の1/10くらいはLinux側の問題で、これはほとんど近年のLinuxでは
半自動的にWindows一つとLinux一つでのデュアルブートが手軽にできるようになっています。
これを三種類にするとなると、専門的な知識が必須となります。
前述の1/10の残り9/10の問題は、Windows抱き合わせPCの製品構成と
Microsoftの方針と、Windows支持者の不完全な互助精神などにあります。
つまり、Windowsが起動しなくなった場合の復旧手段として
このサイトを見れば誰でもわかるといったサイトが、PC各社はおろか
Microsoftにも、個人サイトやWikipediaをあたっても無いということです。
企業としてはLinuxとのデュアルブートをサポート外としているのが普通で
個人サイトは、ある程度の前提知識を要する記述が成されることが多いのです。
問題の発端は、OS/2やMacOSXやFreeBSDやLinuxが
他のOSとの共存のための仕組みを想定しているのに対して
Windowsは、Microsoft製OS以外への配慮を一切していないことにあります。
言い換えれば、AppleはMacにWindowsやLinuxを入れることも想定内ですが
MicrosoftはWindowsPCに自社製品以外のOSを入れることを論外としています。
そのため、デュアルブートにはブートローダーを変更する必要が生じます。
ところが、そこで使われるLinuxで主流となっているGRUBブートマネージャーは
その本体と設定内容を、MBR以外のパーティションに保存するようになっています。
その保存先は、一般的にはLinuxの/bootパーティションなどに置かれるため
安易にLinuxのパーティションを削除すると、GRUBがエラー停止することになります。
その段階から、Windowsを起動するようにするためには
Windows抱き合わせPCには付属していないことが多いインストールディスクや
起動ディスクのようなものが必要で、また回復コンソールを操作する必要があります。
これらの作業は、Windowsが起動するうちに行なうべき備えがあって始めて可能なものです。
また、操作のために前提知識も必要となります。
これらの作業は、Ubuntuなどの手軽なLinuxを導入するよりも、よほど困難な作業です。
若干手間がかかりますが、MBMを使ったデュアルブートのほうが手堅いかもしれません。
ただし、工人舎のPCなどで、ブートローダーを出荷時と違うものにすることで
リカバリーシステムが起動不能になるPCもあるようなので…
リカバリーディスクや起動ディスクをしっかり作っておくのが無難です。
MicrosoftはLinuxを導入した人がどういう状況に陥ろうと関知せず
LinuxはLinuxを削除してやめた人のことまで心配してやることができません。
#2chだと、こういうこと書くと、誰かが「ちゃんとWindowsが起動するようにする方法」を
#わかりやすく説明したサイトを見つけて反論してくれたりするんで、これをツンデレ質問法と命名しよう
お礼
Microsoft社は他のOSとの併用には基本的にはNOの姿勢なんですね。 そういうことがあるから時折、Microsoftが嫌われる文がネットで散見されるんですね。 自分もデュアルブートとその周り程度の知識を身につけないと危ないんじゃないかと感じました。