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登山、トレッキングの必需品は何でしょうか?
世の中なんでも安い方安い方に流れがちですが・・・ なんでもユニクロでいいとは思えません。 とくに登山用品やトレッキング用品などは・・・。 靴下にしろアンダーやミルダーやアウターにしろ 登山などには専門メーカーの良い物がやはり必要かと そこで質問ですが、経験からここのメーカーの服は オススメですよとか教えて頂ければさいわいです。 靴・ザック・ズボン・上着・・・オススメを教えて 頂けると嬉しいです。
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Jagar39です。あまり大仰に感謝されると却って恐縮です。非常に大雑把なことしか書いてなかったので。 で、予算的なことも含めてちょっと追加します。 アンダーは半袖Tシャツで2,000~3,000円、長袖のジオラインアンダーウエアで5,000円前後、といったところでしょう。パタゴニアのウールなど1万円以上する製品も珍しくありませんが、夏はTシャツ、春秋の寒い時期はジオライン、というラインアップでとりあえず良いと思います。 レインウエアはゴアテックス製の上下で3万円ちょい、といったあたりが標準的な価格帯です。これもジャケットだけで5万円なんて高価な製品もたくさんありますが、モンベルのストームクルーザーが上下で3万円弱、一般的にはこれでベストバイでしょう。価格は安いですが機能的には「最高級品」ですから。 安価なクラスだと、モンベルのスーパーハイドロブリーズ、オンヨネのブレステックアドバンスといった素材のレインウエアが上下で1万円台半ばまでくらいの価格帯であります。別にこれでも十分といえば十分です。この手の安価な素材は経年劣化が比較的激しいのですが、それでも4~5年は使えるでしょう。ゴアテックスならそれほど使用状況が過酷でなく手入れも適切なら、ほとんど一生モノと言って良いくらいの耐久性があるので(でもたいてい縫い目やシームテープ等が破損してウエアとしては寿命が来ちゃいますが)、長く使用したときのコスパはゴアテックスも非常に良いのですが、登る山によって多少最適なモデルが変わってきたりすることもあるので(沢登りをするのだったらヤブ漕ぎに耐えられるような頑丈なのが欲しくなる、とか)、最初は安価なレインウエアで始める方がどちらかと言えばお奨めです。 パンツはもうストームゴーシュパンツを買えば良い、と思います。ストームゴーシュアルパインパンツという少し厚手のパンツもあって、どちらにするか迷うところですが。 パンツなんてジャージでも良いのですが、ジャージはヤブや岩角などに対する強度が皆無に等しいので、破れてトランクス(ブリーフ?)が丸見えになった姿で3日間も歩きたくなければ(実経験)、"まともな"登山用パンツを強くお奨めします。 登山用パンツの中では、現状はファイントラックのストームゴーシュが最も評判は良いですね。 これは1.5万円ほどです。登山用パンツはどれも同程度の価格帯です。 ザックは日帰りハイキングなら20~30L、山小屋泊の登山で30~40L、テント泊で50~60L、テント泊の長期山行(1週間以上など)で70~100L、といったあたりが必要容量の目安です。 用途も最近は細かく仕様が設定されていて、一般的なハイキング用、クライミング用、バックカントリーのスキーツアー用、完全防水の沢登り用など、これでもか、というくらいたくさんのモデルがあります。 まあハイキングにはハイキング用、でとりあえず良いのですが、沢登り用を除く他の用途向けのザックはハイキングに使っても別に不満もなくちゃんと使えますが、ハイキング用のザックをクライミングやバックカントリーに、といった使い方は甚だ不便で、時に危険ですらあります。 まあそのあたりは店員さんと相談しながら選ぶことをお奨めします。 予算的には、20~30Lで1万円以下、40Lクラスで1~1.5万、60Lクラスだと2万円前後、といったところでしょう。 靴が一番難しいですね。用途によってこれほどベストバイが違ってくる道具は他にないですから。 これまでに挙げた他のウエアや道具は、近所の裏山から北アルプスの縦走まで対応できてしまうのですが、靴はそういうわけにはいかないので、店員さんに相談するにしろ、きちんとどういう山に登りたいのかを伝えないと見当外れのモデルを買わされてしまいます。 両極端な話をすれば、スニーカーで冬山には絶対登れませんし、北アの縦走や雪渓歩きもできません。ま、自信があるならやっちゃっても良いですけど、転んで事故を起こしても冷たい目で見られるだけです。 逆に7万円もする厳冬期用の登山靴で近所の裏山に登っても歩きにくくて疲れるだけです。 一般的に、低山のハイキングから中級山岳くらいまでは1~2万円の靴の中から選べます。もちろんこのクラスで5万円もするモデルもあるにはありますが。 北アの縦走で岩稜や雪渓を含むコースで、2~4万円といったあたりが一般的な価格帯でしょうか。 靴ばかりは「足に合うか否か」が全てなので、予算に適合する価格のモデルを片っ端から試し履きして(サイズの合わせ方は店員さんにアドバイスしてもらってください)気に入ったモデルを選ぶ、という方法がベストです。 靴の差は大きいですよ。 足や用途にばっちりマッチした靴とミスマッチな靴では、同じ行程を歩いても疲れをまったく感じない快適なハイキングになるか、下山するときにはヘロヘロになっているほどの苦行になるか、くらいの違いを生みます。 ショップで試し履きした印象と1日みっちり歩いたときの印象が必ずしも一致しないのが靴選びの難しいところなのですが、それも何足か履いている内に覚えてくるでしょう。もちろん時間をかけて店員さんにしつこくアドバイスを求めた方が、ベストマッチの靴に巡り会える可能性が高くなります。店員さんの腕次第、という面もありますけど・・・ それから先の回答では書き忘れてましたが、ヘッドランプは是非買っておいてください。 日帰り登山でも道迷いや体調によって日没後の行動を強いられることはあります。その時にヘッドランプを持っていないと行動ができませんので、とりあえずヘッドランプは無条件にザックに入れておく(もちろん満充電の電池をセットして予備電池も持つ)ことを習慣にしてください。 ヘッドランプはホームセンターなどで1,000円以下でも買えますが、造りがあまりにチャチなので(分解してみると唖然とするくらいチャチ)、ちょっと落としただけで壊れてしまうことが多々あります(あのチャチさでは無理もない、と思う)。 ちゃんとしたメーカーの高性能なヘッドランプでも2000円くらいからありますし、最高級品でも1万円はしないです。 まあ2000円のヘッドランプでも良いのですが、万が一の夜間行動のことを考えると、最低でも照射距離が30mは欲しいところです。夜に川を渡るようなルートを歩くと30mではぜんぜん足りないのですが、普通の整備された登山道でも30mは必須と考えてください。車が通れるくらい整備された道なら10mくらいのヘッドランプ手もなんとかなりますが。 30m以上の照射距離、となると、3000円以上、ということになりますか。 ヘッドランプはブラックダイアモンドとパナソニックとペツルでシェアの大半をとっているような状況なのですが、ブラックダイアモンドが価格性能比は最も優れています。つまり高性能な割に安い、ということです。 ストームというモデルが照射距離70mと強力で(登山用としては最強に近い)、山小屋などでは明るすぎるヘッドランプは迷惑なのですが、ちゃんとナイトビジョンという暗くて赤い光を出すモードも装備していて、なおかつ防水で軽くてコンパクトという、文句の付けようがない高性能モデルです。 しかもこれで5,000円そこそこという、この性能のモデルをこの値段で売られたら他のメーカーの立つ瀬がない・・・と思うほどコスパが良いモデルです。もうこれ買えば良いや、と思っちゃいます。 http://www.lostarrow.co.jp/CGI/products/detail.cgi?seq=000568 さらに明るいモデルもあるのですが、バッテリーが大きくなるため後頭部に独立したバッテリーユニットが付く構造になっていたりするので、まあ非常用&山小屋での使用ではさすがに大げさです。夜間行動メインなら迷わずそちら(新しいアイコンというモデルで、上のサイトにはまだ掲載されていません)をお奨めではありますが。 たかがヘッドランプに長々と書いてしまいました。 一時期は、「夜間行動マニア」で、「夜だけ歩いて北アルプス縦走」とか、「夜間のチンネ左稜線登攀」までやっていたので、ヘッドランプにはうるさいんです。月明かりでヘッドランプなんてなくても行動できるときもありますが、ほんとに暗いときはヘッドランプの強力さが全てを決める、と言って過言ではありません。月が細いときの谷間なんて、言葉の綾じゃなく「鼻をつままれても判らない」時がありますから。目を閉じても目を開けても感じる明るさがまったく同じ、という。 ケイビング用のヘッドランプなんて、登山用がオモチャに思えるくらい強力ですものね。 確かに道具は持っているだけでは意味がなく、「適切な選択と適切な使い方」が非常に重要です。 でも、それは経験でしか判らないことも多々ありますから。 確実に言えるのは、使わないと永遠に「適切な使い方」も判りません。 使いながら覚えていくものですから、もちろんショップの店員さんのアドバイスを最大限に生かしながら道具選びをして、安全で楽しい登山をしてください。
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- manyu007
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メーカーによって、得意分野があります。 できるだけ安くていいもの(まともな登山用具)でしたら、 ウェア系 モンベル ギア系 ブラックダイヤモンド ザック グレゴリー、ドイター、オスプレー 登山靴 足に合うやつ(足が合えばザンバランなんかどうでしょう?) なんかがいいのではないでしょうか? あと、登山の用具の選び方など、こちらのサイトがおすすめです。 ■登山ガイドが教える初心者・入門者向けweb教室 http://lis-blog.rash.jp/michi/webschool/index.html
お礼
初心者にもわかりやすい回答に感謝しております! ありがとうございます、とても参考になります。
- D-Gabacho
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No1さんと同じ趣旨の回答になりますが、道具やウェアに良いものを使っているかどうかより、その機能や特徴を理解して適切な使い方ができるかどうかが大事ではないでしょうか。高機能の高級品も、使い方を誤れば役に立たないでしょうし、逆にお粗末な安物や代用品でも、使い方しだいで十分役に立ちます。 わたしは高級品とは無縁の貧乏人で、高級品がどんなものか知りませんし、そもそも登山専用の道具やウェアではなく、ふだん着にスニーカー、100円ショップの杖で登山しているので…。登山をはじめて10年以上になりますが、それでとくに不自由だと思ったことはありません。
お礼
確かにおっしゃられることはよくわかりました。 でも決して高級品を教えて欲しいわけではなく 登山店で一般的に販売されている物でさえ あまりにも種類が多く選ぶのに難しいために 質問しているわけですから・・・。質問の主旨を 感じ取って頂ければよかったのですが残念。 回答ありがとうさんです。
登山歴35年ほどです。 お奨めというよりは、かなり好みが入ってしまいますけどね。 アンダーはモンベルのジオラインシリーズがお奨めです。素材の機能(吸汗発散性や保温性)もさることながら、縫い目がフラットで肌に当たらなかったり、伸縮性が非常に高いため身体にぴったりするフィットでも窮屈感が皆無だったり、といった細かな仕様で総合的にずば抜けている、と思います。 ただ、こういうアンダーは夏山では必ずしも必要ではありません。吸汗発散性の素材でありさえすれば、普通のTシャツでも十分な場合がほとんどなので、それこそユニクロでも良いかと。 フリースはパタゴニアが抜群に良いです。Rシリーズは何年か登山をしていると必ず欲しくなるウエアでしょう。 まあフリースも夏山ではあまり必要ないのですが。 ちなみにモンベルのフリースは私はあまり好みません。安いですけど使い心地も値段なりで。 アウター、夏山ではレインウエアということになるでしょうが、これもモンベルがダントツです。 モンベルのストームクルーザーがレインウエアのベンチマークということになるのでしょうが、とにかくこの仕様のウエアをこの値段で売られたら、他のメーカーのレインウエアは一切存在価値なし、と思うほど頭抜けています。 まあゴアテックス製品であれば、どれも最低限の性能は保証されているので、価格はストームクルーザーより高くなるでしょうがデザインが気に入れば何を買っても間違いというわけではありませんけどね。 非ゴアテックス製品のレインウエアということになると、メーカーによって優劣がけっこうあります。 ここでもモンベルは頑張ってます。スーパーハイドロブリーズという素材を使ったレインウエアが1万円くらいからありますが、別にこれでも十分です。耐用年数はゴアテックスの方が良いでしょうが、実使用時の性能(主に透湿性)は安価な素材でもゴアテックスに負けていません。 モンベル以外だとパタゴニアのH2No、オンヨネのブレステックアドバンスは優秀だと思います。ただしパタゴニアはゴアテックスと価格が変わりませんが。 オンヨネは意外に細かな仕様も考えられて作られていて、何着か使いましたがとても良いです。 ソフトシェルは日本の山で使うにはやはりモンベルが一番使いやすいですかね。個人的にはパタゴニア製品に面白いものが多いのでパタゴニアの方が好きなのですが、パタゴニアは基本的に想定が海外の山なので、日本の山で使うにはモデル選びに経験が必要です。 パンツはファイントラックのストームゴーシュパンツが抜群に良いらしい、です。"らしい"というのは私はまだ未購入だからなのですが、周囲でも山で見る人も、最近急速にファイントラック率が上昇しています。履いている人に聞くと全て「抜群に良いよ」って言いますね。 ファイントラックはウエアのレイヤリングにかなり変わった考え方を持っているメーカーで、アンダーからアウターまで全て同社製品で揃えて初めて機能するようなフィーチャーもあるので、なかなか手を出しづらいメーカーです。 でも、パンツはそのような「システムの縛り」があまりないので手を出しやすく、手を出してみると意外に良い、という流れなので、これから飛躍するブランドかもしれません。 まあ、もう少し"妥協した"モデルを出さないと、なかなかマジョリティにはなれないとは思いますが・・・ 靴は、どのメーカーやどのモデルが良い、というより、「足に合うか合わないか」が全てと言って良いので、ここでメーカーやモデルを挙げる意味は薄いと思います。用途によってもがらりと変わってくるし。 ただ、人気があるメーカーを挙げると、スカルパ、スポルティバ、ローバー、ハンワグ、キャラバン、シリオ、モンベル、ガルモント、ケイランド・・・まだまだあるな。 この中でキャラバン、モンベル、シリオが国内メーカーで、スカルパやスポルティバ、ガルモントはイタリア、ハンワグやローバーはドイツのメーカーです。フランスにもメジャーなメーカーがあったと思うのですが、今はちょっと思い出せません。 国内メーカーの方が良いかというとそんなこともなく、とにかく先入観なしに試し履きをして決めた方が良いです。特に国内メーカーでも生産はイタリアだったり、海外メーカーでも日本向けには日本人の足型で製造していたりするので。 ザックはミレー、カリマー、グレゴリー、オスプレー、モンベルといったあたりが「一流ブランド」として認知度が高いメーカーでしょうか。 ミレーはたわしが学生時代は高くて買えず、私はカリマーを長い間使っていたのですが、今ではミレーはかなりリーズナブルな価格になりました。カリマーは相変わらず高いので、カリマーの方がよほど「高嶺の花」に。 ただ、最近はオスプレーが飛ぶ鳥を落とす勢いでシェアを増やしてきていて、私もオスプレーのザックは2つ持っていますが、確かに良いです。担いだときのバランスはミレーより良い、と思います。 オスプレーのハイキング用のザックはサービス満点でいろんなものが付いていてあまり好みではないのですが(でもすごく売れている)、クライミング用のザックは欲しいところに欲しいモノが付いている、というツボにはまった造りでとても使いやすいです。 モンベルは担いだ時のバランスは本当に良いです。価格も安いですし、特に大型ザックでは積極的にモンベルを薦めたくなるものを持っています。 ただ、「ほら、ここにこんなものが付いてたら便利でしょ?」みたいな判りやすいアピールポイントがほとんどないので損してますね。 それと最近はブラックダイアモンドのザックが面白いです。元々クライミングギアのメーカーなのでザックも素っ気ないデザインのものが多いのですが、可動式のウエストベルトなど凝ったシステムを開発しています。まだ使ったことはないのですが、使用者は「すげぇ楽」と言う人が多いです。荷物を担いだ状態で身体をよじっても身体が振られないのだとか。 国内ではメジャーなブランドであるノースフェースの話が出てきてませんが、私は好まないので・・・ 日本のノースフェースはアメリカノースフェースから名前だけをもらっている、企画も開発もゴールドウインがやっている「純国産メーカー」なのですが(製造は中国とかでしょうけど)、細かい部分の仕様などは偏執狂的に細かいモンベルは別格としても、アメリカメーカーのパタゴニアの方がよほど考えて作っているな、と感じる部分が多いです。 まあ良く言えば「おおらか」なのですが、使っていて「あまり山を知らない人が開発しているな」と感じることが多々あって、私は好きになれません。 あと、「軽量化」を最重視してウエアや道具を選ぶと、特にウエアでは大半がモンベルになってしまうかと。パタゴニアもモノによってはけっこう頑張ってますけど、ほとんどのジャンルで「最軽量」はモンベル製品になってるかな。 まあ、ナイロンやポリエステルの生地を地道に自社開発している数少ないメーカーですから、軽量化にはアドバンテージがありますね。
お礼
もう最高に素晴らしい回答ありがとうございました。 大変参考になります。何回もじっくりと読んでメモを とらせていただき、好日山荘やモンベルショップなどに 行った時に係りの方にさらに質問してみます。 拾う神有り!感謝!感謝です!
- バグース(@bagus3)
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登山用品は、登る山によって全く違ってきます。 山の高さや難易度、季節などに合わせたものを 用意すべきなので、どんな山に行くかがわからないと 答えるのが難しいです。 高価で高品質であるほど良いというものでは ありません。 大根を切るときに、プロの肉屋が使う 包丁を買っても不適切です。
お礼
回答ありがとうございました。 確かにおっしゃられるとおりでございますね。
補足
1500mから2000m以下の夏山トレッキング日帰り目的です。 もしくは山小屋1泊程度でお願いします!
お礼
再びの回答に感謝です。このサイトで様々な回答を 頂きましたが、適切かつご親切な回答に本当にうれしく 思います。ありがとうございます。