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作曲 おしゃれな曲
いま女性ボーカルのバンドでベース弾いていまして、オリジナルでおしゃれな曲を作ろうということになりました イメージとしてはJamiroquaiや東京事変のような感じです! 急いで勉強したダイアトニックコード、代理コードなどで試行錯誤してコード進行を作って適当にメロディを口ずさんだりしているのですが、どうも最近のロックバンドっぽい曲になってしまい、あの色気がでません そこで質問なのですが、どのような工夫をすればおしゃれに聞こえますか?
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椎名林檎、東京事変の曲はけっこう理論的なクセとか特徴が露骨に出てて、あのお洒落な感じは理論的にけっこう真似できます。 今回Cメジャーのキーで考えてみますね。 (1)他のかたもおっしゃっていますが、おしゃれ感にはテンションコードがかなり大事です。 コードをテンションにするだけじゃなくて、メロディで思いっきり使うとかなりそれっぽいです。 椎名林檎のばあい、Am9というコードを多用しています。和音がラドミなのに、メロディは9th…「シ」の音で思いっきり伸ばしたりするんです。 たとえば事変の「遭難」の「救助して…」のトコ、シの音で伸ばしてます。和音がラドミなのにシで伸ばしっぱなしって少し不自然なんですけど、それが割り切れない感じでオシャレさにつながってます。「喧嘩上等」の「通用しないと思え」の最後もやっぱりシで伸びます。全く同じ方法が使い回されたりするんですね!(꒪∆꒪ ) ほかF9とかDm9とかも同じことです。和音がファラドなのに、あえて「ソ」の音で伸ばす。 9th以外だと4thで伸ばすのもアリです。和音がラドミなのに、「レ」をアクセントに持ってく。 そういうのにいちいち気をつけながらメロディを作ると、(面倒ですけど)かなり印象が違います。 (2)それからセカンダリードミナント。これも他のかた仰ってます。ポイントです。 東京事変のばあい、E7のコードがすごく多いです。フツウのダイアトニックコードならEm7ですが、ソを半音上げてソ♯に。これだけでダークさ 切なさが生まれていい感じになります。D7もちょくちょくあります。 もうひとつ、C7。フツウならCM7ですが、シを半音下げる。これがかなりオシャレ感演出します。「心」「キラーチューン」など至るところで使われてます。 (3)また「分数コード」もけっこう使っています。ベースラインが、コードの基本の音を弾かない技法です。 さっきのE7だったら、Eの音を弾かずにG#の方を弾いたり。C7ならCじゃなくGを弾く。D7/F#のパターンもメチャ多いです。 ベースを変えるだけでも微妙にオシャレへ近づきますよ! だからこれを組み合わせて、たとえばCだったところが「C7 add9 / G」になったりするわけです。全部フル活用すると、かなり違う。 とにかくフツウの和音にフツウのメロディっていう場所を、減らせば減らすほどお洒落になります。くどくならない範囲で、減らしまくるのがイイです。 (4)それから椎名林檎なら、ベースラインクリシェといって、ベースが半音ずつ上がるか下がるかする進行をよく使います。 下がりは「Am- E/G# - C/G - D/F# 」という、お決まりの形で出てきます。これは「罪と罰」とか「宗教」とかで使われてます。 上がりなら「C/E - F - D/F# - G - E/G# - Am」とか、短くして「F - D/F# - G - E/G# - Am」とか。これは「スーパースター」とか「透明人間」で出てきます。 定番のコード進行ですごくお洒落なので、なんなら丸ごと頂いちゃうのもアリだと思います。 (5)メロディもポイントがあって、♯や♭のつくような不自然な音をガンガン盛り込んできます。 これはウマくはめるのが難しいですが、ミ♭の音とかラ♭の音を、フツウのダイアトニックコードの上にメロディとして使っちゃうんです。当然不協和音になるんですが、それが紙一重、お洒落になるんですね! ベースの細かいアレンジとか、メロディのひとつひとつとか、気にするのはかなりめんどくさいですが、頑張ったぶんだけお洒落になるのでぜひトライしてみてください。 稚拙な例ですが、たとえばこれら全部を局所的に突っ込んでみると、添付した音声みたくなります。なんかそれっぽいと思ってもらえたら嬉しいです。 分数コードやクリシェなど 専門用語に疑問をもつ部分があれば、参考URLへどうぞ。
- 参考URL:
- http://soniqa.net
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- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
「急いで」ということですが、まだできなくて当然ですよ。雰囲気を決めるのはコードだけでなくいろいろな要素が絡みますからまだまだ研究する部分はあります。 目標とする曲があるなら、それのおしゃれに聞こえる部分を、「なぜそうなるのか」自分の耳や手っ取り早くはスコアを買って調べてみます。コードはもちろんのこと楽器編成やフレーズなど原因はあります。 確かにコードは基本的な3和音より複雑な4和音以上、基本的な進行よりノン・ダイアトニックや代理コード、セカンダリー・ドミナントを使った方が素朴でない分洗練された雰囲気にはなります。しかし複雑なコードはその美しさ故に覚えたての頃は使いすぎる傾向があり、一過性のはしかのようなものですが、かえってごてごてしがちです。 また、アレンジも重要で、複雑なコードを使うにしてもギターとキーボードが我も我もとじゃんじゃん鳴らしてはうるさいだけで、どう配分するかがアレンジの見せ所であり、プレイヤーも「弾く」だけでなく「引く」技量が求められます。一人でアレンジをするのでなければメンバーのそういう技量が必要です。 同じコードでもアレンジよって相当変わります。たとえばドミナントで「7+9 (7 #9)」を使う場合、ギターが大きな音で鳴らせばいにしえのブルース/ハードロック風になりますが、ピアノが鳴らせばおしゃれな雰囲気になることもあります。ご自身のベースにしてもロック的なアプローチだけしていては土台から別の雰囲気になってしまいます。 ともかくおしゃれにする工夫というのはコードとメロディ以外にいろいろな要素がありますから、まずは目標となる曲を徹底的に解剖しましょう。
お礼
回答ありがとうございます!好きな曲のスコアを買ってバンドメンバーで分析してみようと思います!
- tmbach
- ベストアンサー率60% (45/74)
「おしゃれ」という表現が難しいので、良い回答になっているか 自身がありませんが… まず、コードについてですが、テンションコードがポイントになると思います. 基本となる3和音や4和音に、9th、11th、13thなどの音を加えたものです. とくにドミナントでは、際どいテンションを積極的に使用すると良いと思います. テンションコードを拡大解釈した、UST(アッパー・ストラクチャー・トライアド)と いうものもあり、フュージョンでは多用されています. USTとしては典型的な、IV/Vや、II/Iとか…は使いやすいと思います. コード進行では、パッシング・ディミニッシュや、置換ドミナント(♭II7)なども 積極的に使用すると良いと思います. ロックより、ジャズやフュージョンを作る感覚のほうがイメージに近付くと思います.
お礼
アッパー・ストラクチャー・トライアドというのは初めて聞きました!勉強してみようと思います、回答ありがとうございました
お礼
例まで出してくださって、わかりやすい回答ありがとうございます! この回答に書いてあることを一つずつバンドメンバーで試してみます!!