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ワンピースの「ベルメール」の発言は正しかったのか?
- ワンピースの「ベルメール」の発言が間違っていたのか、その真相を解説します。
- ベルメールの発言がワンピースの物語にどのような影響を与えたか、詳しく見ていきます。
- ベルメールの発言は、ナミとノジコの幸せと村の安全を守るための選択だったのか、考察してみます。
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私も昔読んだ時はバカだなあ、と思いました。 数の上からの結果論ではベルメールさんが巻き起こした被害は甚大です。 しかしベルメールさん目線に立ってみれば、 ・村からはもう誰も逃げ出せない。 ・この場限りの嘘をついても、いずれノジコとナミの存在はバレるだろう。 この条件が重なった時、彼女は早々に「この場限りの誤魔化しをする」という選択肢を捨てます。 そして最も大きな条件が「ノジコとナミは自分が産んだ本当の家族ではない」という彼女の中にあるどうしようもない事実です。 何があっても自分たちは家族だと、心の底から信じることは出来なかったんでしょう。 この劣等感に似た感情は作中にも何回か描写されています。 癇癪を起したナミに「別の家に拾われたかった」と言われた時、彼女は豹変します。 ちょっと変えると「別の家に生まれたかった」「別に産んでくれなんて頼んでないし」。似た言葉は現実世界でも度々耳にしますが、言われた瞬間血相を変えて子供を殴り飛ばす親は少ないでしょう。 これがベルメールさんの中にある劣等感です。 この劣等感が彼女に死んでも「家族じゃない」なんて言わせなかったのです。 あの言葉は正しい・正しくないから選択出来たものではなく、「それしかなかった」という悲劇の描写です。 立派な人だと思いますよ。自分の中の劣等感に死んで乗り越えたのだから。彼女は自分の死の変わりに、ノジコとナミを「誰に何を言われても揺ぎ無い家族」に昇華したんです。 村人の乱闘は彼らからベルメールさんへの愛情で、ベルメールさんに責任はありません。 目の前の親子の見せしめに、震えて隠れることもできたはずです。 ですが、それだけベルメール一家は村から愛されていたんでしょう。 好きな話なのでちょっと語り過ぎちゃいました。こんなところでどうでしょう(*^_^*)
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- mmm5024
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正しいか正しくないかなんかわかりませんけど。 だからなんなんですか←
- potatorooms
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> そういえばワンピースのキャラってどこの国の人々なのだろうか ストーリーというか、キャラの動かし方は、任侠の世界観そのものですよね。 清水次郎長とか国定忠次とか、ご存知ですか?
どっちが正しいか? どっちも正しいと思います。 だけどベルメールさんは”自分のプライドの為”に言ったのではないと思います。 たとえ生きる為であっても「自分の子どもではない」と言って ナミとノジコを傷つけることはできない と、解釈しました。 特にノジコは自分の親を失くした記憶を持っていますよね。 小さな2人がその時「自分の子じゃない」と言わなければならない理由を 理解できるかどうか?一時的だとしても「自分の子じゃない」と言われた記憶が 2人の人生にどう影響するか?は、想像つきません。 ナミは、現在、そのことも総てひっくるめて、今の自分が在る 今は楽しいから・・ と言ってますよね。 ベルメールさんがその場しのぎで生きていたとして ナミの人生は大きく違ったものになるだろうけど ナミにとってどっちがマシなのか?はわかりません。 自分の人生もあの時こうしていれば・・・と考える時もあるけど それでマシになるかどうか?は疑問です。 少なくとも・・・ >「バカじゃないか?」 とは思いません。
お礼
確かにそう言われると難しいですね 自分の為ではなく二人の子供の為 うーん 「自分の子じゃない」と言われた記憶 親のように親っていた人が殺された記憶 僕は殺された記憶が一番つらいとおもうんですがねぇ
- potatorooms
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とても日本人的な話で、こういうのを「矜持」といいます。プライドといいかえる人もいますが、ちょっと違います。 正しいかどうか、ではなく、自分の勝る点をどんなに不利な状況、破滅を招く状況でも貫く、人間としての尊厳を指します。 そこを曲げて利益を守ることを正しいというのなら、間違った考え方になります。こういうのを合理主義といいます。 ただ、人が自分の何かのために死を覚悟する道を取ること、これを日本人は間違ったこととはとらえない文化を持っています。
お礼
なるほど!もしそうだとしたら 作者は日本文化にとても忠実な性格なのでしょうかね そういえばワンピースのキャラってどこの国の人々なのだろうか
お礼
素晴らしい! ここまで深く考えてらっしゃるとは恐れいりました 確かにここまで考えると感動しますね