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日本人の清潔さはどこからくるのでしょうか?
日本人はよく「きれい好き」や「清潔」と言われますが、これは何故でしょうか?いつから、どうしてなったのでしょうか? ・湿気の多い気候のため、菌の繁殖に気をつけなければならなかったことから ・どんな物にも神が宿るという考えを持つため、敬うために清潔を心がけた 自分なりに考えて思いついたのは上記の二つです。国民性や民族性という言葉で片付けられない原因と理由を考えてくださると嬉しいです。 よろしくお願いします!
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私も同じようなことを考えたことがありました。 清潔さは神道から来るもの?恥の文化?気候の特性?・・・もちろん無きにしも非ずだと思います。しかし行き着いたのは近代化ということでした。 どういうことかといえば、少し前に遡ると江戸時代の京都では死体を放置したり、野良犬がいたり、ゴミやし尿処理もいきわたっていませんでした。かたや江戸では上下水道が完備していたといいます。つまり、よりインフラ整備が進んでいる方が清潔になり、人々もそれを守ろうとするんじゃないかと。 東京オリンピックの頃でさえ、不衛生で外国から来る人に恥ずかしくないような町にしようというスローガンがありましたし、30~40年前の大都市部の河川は公害で凄まじく、今でこそ光化学スモッグなんていう言葉は死語になりましたが、綺麗とは言えない状況でした。 そしてバブル期少し前から急激な近代化が進み、新しい町作りが進んだことで人々は綺麗にするようになったような気がします。ですから今でも割れ窓理論(ブロークンウィンドウ理論)がいわれているように、ゴミ、落書き、不衛生を放置すると軽犯罪が起こりやすくひいては大きな犯罪が起きるという理論は一歩間違えればすぐに汚してしまう可能性を含んでいるように思えます。 また日本が綺麗というのもヨーロッパをはじめとした先進国と比べれば首をひねります。それらの国々は衛生の点だけではなく景観にも配慮し、町全体の調和や統一をも演出しているからです。 日本の街並々はまだまだ及ばず数多くの電柱と電線は「まだまだアジアっぽい」と語った友人もいました。 長くなり説明も難しくなりました。 日本の家屋、ビル、道路などを新しくしたことで人々は綺麗にしようとしているんじゃないか、しかしそれも日本全国のインフラ整備が完了しているわけでなく、下水道、電線の地中化、道路網の整備、高性能焼却炉などまだまだ課題は残っているというのが私の個人的見解です。 公害問題を処理できてない中国は日本の30年前、インフラ整備がそこそこできてきた韓国は日本の10年前、しかし日本は近代化が進んでいた国に比べるとまだ遅れていると感じています。
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- ladybaby
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40回位海外に旅行しましたが、日本以上に公衆トイレの綺麗な国を私はまだ知りません。 A型が人口に占める割合が高いのも一因では?
お礼
最近の公衆トイレはとっても綺麗ですよね。日本のトイレは「ただ用を足せればいい」というだけでは駄目なのかなって思っています。身だしなみを整える場所であったり、落ち着ける場所であったり。 血液型という面でもみるのもおもしろそうですね!血液型と性格の関係には科学的根拠はないそうですが、そういう視点もおもしろいです。参考になります。 回答ありがとうございました。
- hekiyu
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これは、街並みの清潔さと、個人の清潔さに 分けて考えるべきだと思います。 1,私には中国人の知人が大勢います。 彼らが来日して、驚くのが街並みの清潔さです。 中国の新聞にも 「日本の街は、水で洗ったように清潔だ」 とありました。 欧州の街並みの美しさは、秩序美でしょう。 計画的に家や道路が造られたことに基づく 視覚的な美だと思います。 そんで、日本の清潔さの原因ですが、 これは公徳心の高さ故だと思います。 中国人は、家の内部はキレイにするのですが、 一歩外へ出れば、めちゃくちゃです。 そもそも彼らには「公」という概念があまり無いのです。 だから、マンションでも、ドアの外はゴミだらけです。 窓から道路へ、物干し竿を水平に出している姿は テレビでもよく見るでしょう。 2,個人の清潔さは、やはり湿気だと思います。 清潔にしないと、健康を害します。 必要性があって、清潔になったのだと思います。
お礼
公共の清潔さと個人の清潔さの2つにわけて考えるとそれぞれ理由がつけやすいですね。 家の中は綺麗だけど、外は汚いという中国のお話は聞いたことがあります。今度は、日本人の公徳心の高さがどこからくるのか、考えてみたいと思います。 回答ありがとうございました!とてもわかりやすいです。
根本的な考えとして、日本は「内と外」の文化の国です。 島国で単一民族のため、外部の未知のものを排斥しようとします。 自分は「うち」、他人は「よそ」 「身内」「内輪」などの言葉や、敬語を使い分けたり、意識の中で「内と外」を区別しています。 他人であっても、いざ家に上げればそれは「お客様」となり、丁寧な対応をします。 ただの「みかん」でも、大事に「おみかん」と言うおばはんもいます。 そうして住居においても土足では上がりません。 建物の扉のつくりはあいまいですが、人の意識として「内と外」が存在するのです。 部屋の中にくつを脱いで入ると、なんだか仲間意識が芽生えませんか?敵対しなくなるというか。 そういう外への排斥と内の仲間意識の2つが絡んで、日本人は、自分の身の回りをきれいに保ちたがるのではないでしょうか。疫病から内の集団を守らなければいけない!みたいな感じで。 物理的に、質問者さんのおっしゃる「湿気から身を守る」というのは当たっていると思います。 そして神への祈りとしてお清めが盛んになり、転じて多くの人が清潔を心がけるようになったのでしょうね。
お礼
「内と外」という考えは、島国で単一民族という日本人の根本に通じるお話で、とても興味深いです。確かに日本は家に上がるとき靴をぬいで、はっきり区別してます。高温多湿の気候と、内の中に外の物はいれないという意識が相まって、病気などから身を守るために敏感になっていたというのはありそうですね。 そうすると公共の場は関係なく汚くなってしまいそうですが、どうなのでしょう。 ご丁寧な回答ありがとうございました!
- Mokuzo100nenn
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まず第一に民度の高さだと思います。 スイスやドイツ、オーストリアなども民度の高い国ですから街はきれいですね。 アジアにおいては日本は他国と比較にならない民度の高さですので、当然アジアでは一番清潔です。 もうひとつは、教育でしょう。 日本では、両家の子女でも「掃除は下人の仕事」とは考えずに、躾の一環として掃除をさせます。学校でも生徒は自分たちの使う教室を掃除させられます。これは清掃人の人件費削減が第一目的ではなくて、教育の一環です。アジアの各国で生徒に掃除をさせる国は多くは無いのではないでしょうか。日本統治時代の韓国では日本式だったかもしれませんが、現在の首都ソウルの路地を歩いてみれば、この国はまったく日本と違う国だと分かりますね。 三つ目に、職人を尊重する文化をもっており、職人が道具を徹底的に手入れするのが日本式です。 料理人は調理場を磨きあげます。日本の板前が調理場を磨きあげるので、この国ではフランス料理屋や中国料理屋でも調理場を磨きあげる様になりました。 その結果、ミシュラン・ガイドにおいて、東京+横浜が世界で一番☆のついたレストランが多くなってしまいました。 フランス人が、パリよりもフランス料理の美味い都市として東京+横浜を選定したのですから特筆するべきでしょう。 清潔にすることと料理が旨い事の間には共通する精神性が有る様に思います。 アメリカの料理の質と、町の清潔度にも相関関係が有る様な気がしますが、どうでしょう?
お礼
日本は学校でトイレ掃除もしますが、他の国ではほとんどないと聞いたことがあります。教育として教えられているのであれば、日本人が清潔に対する意識が高いのも頷けます。民度が高いというのも、教育水準の高さなどが関わってくると思うので、教育というのは大きいと思いました。 確かに日本人は道具を大切にしている気がします。物にも敬意を払ったり感謝をするのは、ものに魂や神が宿ると考える日本人らしさでしょうか。ミシュラン・ガイドで☆が一番多いのが東京と横浜ということは始めて知りました。すごいですね!清潔にすること、というよりそう言った所にまで気をやる細やかさというか繊細さが、料理の精神にも関わってくるのかなーと私は感じました。 回答ありがとうございました!参考に致します。
- ShowMeHow
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そうかな? そのへんに、うん○する人がいないという観点からはそうかもしれないけど、 平気で、たんを吐いたり、ガム捨てているところはでもで無いといえそうだし、 まあ、風呂好きというのは言えそうだけどね。 なぜ風呂好きかというのは、宗教的な理由からという説もあるね。
お礼
なるほど、そもそも日本人が清潔好きだとは思わないというご意見ですね。自分も日本で暮らしている分には特別そうは思わないのですが、海外から訪れた方の感想によく聞くらしいので、他と比較してみると日本人は清潔は見えるということなんですよね。ゴミをそこら辺に捨てないのは、皆がやっていないから、という面もありそうですし。でも比較して清潔だと言われる程度に清潔が保たれているのにはやっぱり何か理由があるのかなと思って調べています。例えばトイレとか、汚物を捨てるような所もとことん清潔にしたがりますよね。 お風呂好きと宗教の関係も気になります。ご意見ありがとうございました!
お礼
ご丁寧にありがとうございました!とても参考になります! 近代化というのは全然考えていませんでした。でも近代化が進んできれいになった環境を維持していこうとするのは何故でしょうか?近代化が進むと人々の意識も変わってくるのかな。 また、景観への配慮も日本は劣っているというのも納得です。日本の考える「清潔」が菌や汚れを排除することに偏っているのかもと考えていました。だから外から見ると、変なところでとっても清潔に見えるのかもしれない。色々な国を旅行する兄が「トイレは日本が一番綺麗!」と言っていたのを思い出しました。