Q/地上波アナログが廃止された時、小型で"安価な"デジタルテレビを発売できる見通しはあるのでしょうか?
A/これは、アナログがなくなれば当然のことでなるでしょうね。今デジタルテレビが高価なのは需要と供給のバランスによる物と、製造ラインによる付加価値があるためです。
製造量は少なくアナログにはない多くの機能や電子回路を使うデジタルテレビの製造は現状ではかなりコストがかかります。
アナログのテレビも初期の頃は月給何ヶ月分の製品であったことを考えると予測が付くことで、一定の量の売り上げが出るようになれば生産の効率化が進み廉価な商品が出回るようになります。
もう一つの製造ライン上の問題は、デジタル放送用に一部パーツは新設した製造ラインを使っています。製造ラインの親切には、数千億円単位のコストが掛かりますので、それらを早期に還元するために付加価値を付けて最初は高く販売します。元を取ってしまえば、後は原価を切らなければ売り上げを維持できますので、売れば売るほど儲かる状況にもやり方次第でなります。
これらの複数の点からデジタル放送オンリーになれば間違いなく廉価なテレビが登場するでしょう。ただ、デジタル放送がそれまでに予定通りの割合で普及することが条件です。一部の人にしか普及しないマニアなテレビ放送になれば、テレビの販売の問題云々より、デジタル放送のあり方自体に問題があることになり、アナログ放送の廃止予定も遅れることになり、当分は買い換える必要もないと言うことになる可能性もある。
ということです。
要は、本当に廃止になって誰もがデジタルテレビを使うようになれば、当たり前の商品ですから安くなるのです。逆に普及が遅れ価格が高いままだと、アナログが延長で放送される可能性が高いのです。
お礼
なるほど。現在発売されてるのを見て、 "¥高い"というイメージがありました。 まだまだどうなるか判らない面もあるんですね。 ありがとうございました!