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プロ入段試験の合格者3名は少ないのではないでしょうか?
- プロ入段試験の合格者3名は少ないのではないでしょうか。囲碁にしても将棋にしても、現在のプロ棋士の数は適正とされる規模よりも多いため、現在は既存のプロ棋士の生計を確保するために新規のプロ棋士の採用を減らす傾向にあります。
- プロ入段試験の合格者3名は少ないのではないでしょうか。将棋などはそれが露骨で、かつては奨励会で一定の成績を上げれば人数制限無しにプロ(四段)に昇段できたのに、現在は半年ごとに開催される三段リーグの成績上位2名(つまり年間で4名)しか四段に昇段できません。
- プロ入段試験の合格者3名は少ないのではないでしょうか。将来棋士の数が大幅に少なくなった場合はまた採用基準を変えるんでしょうが、しばらくはこの状況が続くのではないでしょうか。
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こんにちは。しばらく囲碁から遠ざかっていましたが、興味があったので、昔の『月刊碁ワールド』『レッツ碁』(現・『囲碁未来』)を漁って、調べてみました。 平成12年度の入段者は東京地区から3名、関西地区・中部地区から各1名、女性棋士特別枠から2名、計7名となっていました(13年度についてはどなたかご教示下さい)。 関西地区・中部地区の区分がおわかりでない方のために解説しますと、日本棋院は東京本院のほか、関西総本部(大阪)所属棋士、中部総本部(名古屋)所属棋士がいて、大阪・名古屋でそれぞれ1名ずつ新入段棋士を確保するということになっています。中部本院所属棋士として、羽根直樹八段の名前が挙げられます(現在、名人戦リーグ所属)。ルーマニアのタラヌ・カタリン氏も中部総本部所属です。 昔は関西・中部でも2名採っていましたので、女性棋士特別枠1名とプラスして計8名が入段できた。現在は7名程度に抑制されているということになります。 女性棋士特別枠は、日本棋院のアファーマティブ・アクションの一環であり、35歳までに二段になることが義務付けられています(ちなみに、梅沢由香里氏は、この枠での採用です)。 ご質問の件ですが、将棋については事例が出ているので、露骨に抑制していることが分かりますが、囲碁についてはそのような事例は確認できません。 むしろ、「規制緩和」が進んでおり、年齢制限が21歳から一気に30歳まで引き上げられたため、院生経験がない人でも簡単に(といっても並々ならぬ努力が必要ですが)入段できてしまう、というのが現状です。光永淳造氏(灘高校、東京大学卒)がその好例です。 関西棋院は別枠で、また別基準で採用していますので、結果として10人程度は入段している、ということになります。 『ヒカルの碁』の場合、東京本院が題材ですので、3名が入段資格ありということになります。 おわかりいただけましたでしょうか。 納得がいかないなどありましたら、補足でご質問下さい。 元大学囲碁部の主将(といってもアマ3段しかありませんが)からでした。
お礼
よくわかりました。 ありがとうございました。