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SIMカードって何?
今アメリカいて12月~1月の1ヶ月日本に戻ってその後またアメリカに1年行く学生です。 日本にいる間バイトしたいんですけど1ヶ月じゃ雇ってもらえそうにないので派遣の仕事をするつもりなんですが、自分が利用しているフルキャストはプリペイドじゃない携帯が必要みたいなので、今アメリカでも日本でも使える携帯を買おうか迷ってます。 自分は携帯について無知で調べたら「海外のSIMロック解除の携帯を買えばいい」っと見たんですけどこれはどういうことですか? 解除の携帯を買えばどこかの国のどこかの会社のSIMカードを挿せばその会社の番号や料金プランになるってことですか?
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携帯は、対応している電波の方式、対応している電波の周波数が合えば、基本的に通話などをおこなう能力を備えていることになります。 SIMは、電話番号や契約者の情報が書かれたもので、言わばキャッシュカードのような物です。 SIMロックというのは、携帯に個々のSIMを結びつけて、他のSIMに差し替えて使用できないようにした状態でSIMロックと呼ばれ、幾つかの事情からこのような形態が生じています。 そしてこの結びつきを解く行為をSIMロック解除と呼んでいます。 その「海外のSIMロック解除の携帯を買えばいい」という意見ですが、これは形態に依ります。 基本的に国毎に、国内で使用する電波を出す機器は、その国の電波試験を通して許可を貰う必要があります。 日本では技適と呼ばれる、技術基準適合証明という名の、Cの中に〒マークが書かれたような記号と証明番号とで、証明が表されています。 米国ではFCCという、「FC」と、もう一つのCが「FC」のCの中に書かれているマークで表される記号と証明番号とで、証明が表されています。 日本で売られている電波を出す製品は、FCCのテストも受けているケースが多いです。 勿論技適を通ってから、日本国内で販売されます。 一方、米国で販売されている電波を出す製品は、FCCのテストの他にヨーロッパのテスト(CE12345といった形でCEに続く許可番号で証明が表されている)を通してある事が多いものの、日本のテストは通していない製品が殆どです。 日本の場合、技適を通していない製品を使用し発覚すると、100万円以下の罰金か、1年以下の懲役という刑事罰が待っています。 但し例外があって、旅行のような形など、短期間外国のSIMを挿して使用している限りは処罰対象とはしない、としています。 一ヶ月は、恐らく短期利用と見做して貰えると思います。 但し、日本の電話会社のSIMを挿して使用するには、技適をパスしていなければなりません。 技適を通っていない携帯なら、1ヶ月間、米国の電話会社のSIMでローミングサービスによって通話等をする(料金が高くなる)しかありません。 技適を通った製品なら、日本の電話会社のSIMを挿して使用でき、SIMロックを解除できる製品もあり、それは米国に戻れば米国のSIMを挿して使用できる製品もあります。 日本で売られているSIMロック解除可能な製品は、基本的にdocomoが扱っています。 海外で売られている製品で技適を通っているものは、メジャーなところではiPhoneがあります。 但し日本国内で電話会社から売られているiPhoneはSIMロック解除が出来ないので避ける必要があります。 docomoから販売されている機種の中からFCC通過が確認できる端末を一括払いで買うか、米国でSIMロック解除されたiPhone(日本の電話会社のSIMも利用出来るか、W-CDMA版を必ず買う事)やAndroid(日本国内ではローミング使用前提)を買って持ってくるか、この3通りが選択肢です。