鉄腕アトム懐かしい
最近、テレビの「ファミリー劇場」で鉄腕アトムを再放送してて、録画して見ました。あまりの懐かしさに涙がちょちょぎれそうでした。
昭和38年から41年まで4年間続き、全193話とのことです。当時小学校低学年でしたが、毎週ほとんど夢中になって見た記憶があります。学校でも、昨日のアトムはこんな内容だったとかで友達と話したっけ。
当然、細かい内容は忘れてましたが久しぶりに見返して、人気があった訳が分かった気がしました。基本的には勧善懲悪の路線を踏襲してますが、結構ユーモアもあり、笑えるセリフが多いのは意外でした。見ていて、笑い泣きの気分です。絶大な人気の理由は、このヒューマニズムとユーモアの絶妙なバランスだったような気がします。
手塚治虫は言わずと知れた大漫画家ですが、この鉄腕アトムは国産初の本格アニメで、彼は自分の描きたいアニメをどうしても作りたくて、私財をなげうってアトムを作ったとのことです。その熱意には頭が下がります。その後の無数のテレビアニメの元祖ですよね。
そんな手塚氏ですが、昭和30年ごろ、当時人気あった「いがくりくん」の作者の福井英一に嫉妬して、何かの雑誌で悪い漫画の例にいがくりくんを上げてしまい、福井氏になぐられたということがどこかに書いてありました。暴力の是非は別として、漫画の内容・ジャンルが違うのでそもそも、比較の対象にしたのが間違いだった気もします。いろいろ調べると、晩年になっても、新進の漫画家が人気でると嫉妬して意地悪したようですね。担当の編集者でも気に食わないと、同じだったらしいし。
だけど、残した無数の作品の素晴らしさは間違いないです。マイナーだけど昭和45年少年チャンピオンに連載された「やけっぱちのマリア」は好きでしたね。ご存じのかたいるかな。
別に、悪い意味で書いたわけではないので誤解なきようにです。いい作品をたくさん書いた漫画家も実は人間的だったのが、逆にうれしい気がしてるんです。
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