こんにちは
「ラジコン模型」というものは、「趣味の王様」と言われるように、多方面に及ぶものです。
実物(たとえば航空機や、自動車の足回りなど)の、設計段階で、とりあえず模型実験といった開発の途上に存在する場合も有ります。
また、産業用、軍事用などでも開発され、原発事故の原子炉の撮影に使用された(レンズが曇って使い物にならなかった)キャタピラーロボット、また、農薬散布のラジコンヘリなどもあります。
ここ10年ほどで、プロポ(ラジコンの中核をなす送信機、受信機、そのプログラミング、ミキシングなど)の発展は著しく、昔は電源以外、ボタンひとつしか付いていない送信機とは 比べものにならない機能が開発されてきました。(ボタンを一回押しっぱなしで右旋回、二つ押して押しっぱなしで左旋回、三回押して押しっぱなしでアクセルが上がったり下がったりを繰り返す)などという、思った方向にさえ行かなかった物です
「ロボコン」のように、格闘技としても使われて、技術者の養成には貢献されているものと思います。
いわゆる「ラジコン」といわれると、まず「飛行機」ですが、プロポの小型軽量化によって、昔からの「ライトプレーン」(竹ひごをあぶって曲げ、翼を作り、ゴム動力で飛ばしていたもの)に、プロポを積んで、操縦できるまでになりました。昔」出来なかった事が出来るようになりました。
私は主に「パワーボート」をやっていますが、昔、46エンジン(0.46キュービックインチ=7.5cc)で走らせていた船体900mmの船は、エンジンの性能向上により、21エンジン(3.5ccで走らせる現在の900mmボートにかなわない状況です。
現在、アウトリガー艇2台を制作中ですが、船体にかかる費用はベニヤ2種類では有るものの、高硬度の金属パーツは町工場で受注生産されている状況で、非常に高価なものになり、一般的に認知度は低いものの、実際に走るようになった船体は、エンジン艇の場合、100km/hを超え、コーナーを減速することなく駆け抜ける「スピード狂」にとっては、競艇場のボートをはるかに遠ざけるほどの速度を持っています。
エンジンカーも持っていて、たまに平日の日中など、走行に行こうとはおもうものの、10年前に買いためたスポンジタイヤが硬化し、まともなグリップをしない状況です。
以上のように、空にも水面にも、ラジコンの存在は有るのですが、ことボートに関しては、行政の認知度が低く、走行場所まで行って、高い燃料を燃やし、何本かのプラグを損傷する事から、後継者不足というより、行政の一律の圧迫によって、関東圏では、存続すら危ぶまれています。
「なんとか川 河川敷、全面ラジコン禁止」にならないよう、ルールと、ルール以外のモラルを持って、望みたいものです。
ラジコン操縦士登録、賠償責任保険は、ラジコンをやる者としては、最低限入るべきであると思います。
電動カーでも、サンダル履きの足元に突っ込めば、けがはするものです。
男のおもちゃ、これが認識の甘さで、模型はおもちゃでは有りません。
お礼
ご丁寧な回答、ありがとうございます。 本格的にラジコンを楽しまれていらっしゃるのですね。 おっしゃるとおり「おもちゃ」という言葉からのイメージとはかなり異なる世界で、認識を改めました。ありがとうございます。 今や「ライトプレーン」にもエンジンを積んでコントロールできるのですね。夢があってよいですね。 私はまだ幸いにして?ラジコンで怪我をしたことはありませんが、ラジコンに詳しくない人でも、お互いに理解しながら遊べる空間がこれからも続くことを願います。