BGM的にお聴きになりたいのですよね。
それでしたら、特定のジャンルを探すのではなく、最近流行の企画もののCDを探せばよいと思います。
クラシックのジャンル分けもいろいろですが、参考までに一般的な分け方を・・・。
・交響曲 オーケストラの曲の中でも、決められた形式を守っているもの。長大、重厚な曲が多い。(例外あり)ただし、中間の楽章などには「静かで気持ちの落ち着く感じ」の曲もあり、単独で有名だったり、企画もののCDにそこだけ収録されていたりします。
・管弦楽曲 交響曲以外のオーケストラ曲。長大なバレエ音楽から短い小品までいろいろ。「静かで気持ちの落ち着く」も多数あります。
・室内楽 2人以上で、オーケストラよりは少ない人数でやる合奏。いろんな楽器の組み合わせあり。
・器楽曲 ピアノ1台、バイオリン1台など、単独で楽器を演奏する音楽。ピアノ以外の楽器の場合、ピアノなどで伴奏がつくことも多い。
・声楽曲 独唱や合唱など、歌がメインの音楽。でも、合唱付きの交響曲があっても、それは「交響曲」。ややこしや。
・オペラ 有名なアリアの中には「静かで落ち着く」もあり。
以上は、曲の形式によるジャンル分けですが、作曲された時代によって分けることもあります。
・ルネサンス以前 グレゴリオ聖歌など。静か。(退屈?)
・バロック ピアノの発明以前。チェンバロというチャラチャラした音の鍵盤楽器を多用。バッハなど。
・古典派 モーツァルトなど。軽快で明るい曲が多い。
・ロマン派 ベートーベンなど有名作曲家多数。重厚長大な曲の間に間に、「静かで落ち着く」も星の数ほどたくさんあり。
・後期ロマン派 ドビュッシー、ラベル、マーラーなど。現代人の感覚に近いしゃれた曲が多い。
・現代曲 何でもあり。意外に「静かで落ち着く」もいっぱい。
以上長々と述べましたが、お聴きになりたいのはどんな楽器を使った、どんな音楽か・・・。イメージするのに役立つといいですけど。
結論としては、クラシックのジャンルとして「静かで落ち着く音楽」というのはありません。
でも、いろんなジャンルの音楽の中から「静かで落ち着く感じ」のものだけ集めた企画CDはいっぱいあります。
ですから、Dショップでは「企画商品」のところを探してください。
いろいろな企画CDがあります。「おやすみ前に聴きたいクラシック」とか、「失恋したときに聴きたい・・・」とか、「癒しの・・・」とか、選り取り見取り。その中から、聴きたい気分に合うものを探せばいいと思います。
小さなCDショップでは、「クラシック」というと、売れ筋の企画CDしか置いてなかったりします。その点、大きなCDショップのクラシックコーナーは敷居が高い感じがするかもしれませんが、企画物でもいろんな種類が置いてあって、楽しいですよ。
お礼
はぁ~。スゴイ!!!勉強になります。 ホントに嫌いではないのですが、よく知らないもんですね。 メチャメチャ詳しい解説ありがとうございます。 色々有るし、深いですね。CDショップに行くのが楽しみです。