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すきなミュージカルのオープニング
すきなミュージカルのオープニングがあれば おしえてください! わたしはウィーン版のエリザベートがすきです。 あのまがまがしい呪われた蝋人形館みたいなオープニングが たまりません! Wickedもすき。
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こんばんは。色々と好きなミュージカル作品はありますが、僕がお薦めできるのは『ラ・マンチャの男』の冒頭です。一人の囚人が吊り梯子を下りてくるシーンです。照明で青白く浮かび上がる地下牢の入り口がラストでは金色の照明に変化し、囚人達の中から誰ともなく歌い始められた「見果てぬ夢」の中をセルバンテスはしっかりと前を見据え胸を張り吊り梯子を上がっていく。冒頭の青白い照明の意味は「世間の冷ややかな眼差し」を間接的に表現していると思われますが、詩人にして理想家のセルバンテスの生き方が語られる中で囚人達に「生きることの意味を問え」とのメッセージが込められていると感じられます。 また『キャバレー』(サム・メンデスのニューバージョン)のオープニングも印象的でした。舞台中央にしつらえられたドア。その覗き窓の部分からMCの視線がキャバレーの内部そして客席に向けられる形で見つめている。 そして初めて観た時にショッキングだったのは劇団四季の『李香蘭』。薄い緞帳の向こうで翻る日の丸が銃声と共にも青天白日旗に代わる中で漢奸川島芳子が引き出され、この作品のストーリーを独白の様に歌うシーン。これは何度観ても「一瞬にして物語りの世界へと観客を引き込んでしまうほどのインパクト」を持っていると思われます。初演以来、僕はこの作品を見続けさせてもらっています。 他にも多々ありますが、今日はこの辺にさせていただいてもよろしいでしょうか?。