IE9では、IE9本体の更新とは別にWindowsのShell（基幹プログラム/関数）にも変更が入っています。
そのため、グラフィックスドライバが古い場合には、正常に動作しなくなることがあります。
また、プラグインが邪魔をすることも多々ありますし、グラフィックス統合チップセットではメインメモリが少ない環境下ではクラッシュする確率が高くなります。
これらの問題は、IE9そのものの問題と言うよりは、サードパーティドライバやプラグインの問題となりますので、放置していれば必ず解決するとは言えません。一番よいのはシステムをリカバリ（パソコン購入時の状態に戻す）した後で、アップデートを行い同様の問題が起きるかどうかを確認することです。発生する場合は、ハードウェアドライバ（グラフィックスドライバ）やハードウェア性能に問題があります。問題なければ、プラグインやインストールしていたソフトウェアの相性問題で環境依存の何かがあったと思われます。
尚、windowsはオープンプラットフォームで開発されているPC（PC/AT互換機）向けですから、完全に問題を解決してから出荷することはありません。これをすると永遠に出荷できなくなります。これが、windows及びLinuxなどの特徴です。その代わり、沢山のアプリケーションが提供されていたり、ハードウェアが豊富なのです。
クローズドプラットフォームがよいのであれば、Macであればこういった問題は少ない傾向があります。その代わり本体の製造はAppleのみとなり、ハードウェアなどは動作確認された製品が中心となります。
