標的射撃においてエアライフルからスモールボアライフルやラージボアへのステップアップは、他の回答者が言うほど難しくない。
装薬式の標的射撃用ライフルの所持には、日本体育協会の推薦状が必要だが、そこそこ練習に通えば到達できる初心者点数レベルでいい。
最初に取得するのは空気銃・散弾銃の所持許可。これは空気銃でも散弾銃でも持つ銃の区別はない。同居親族書とか精神科医による精神病ではないと言う診断書の提出などここが一番面倒くさいと思う。わからないことは警察の担当窓口や都道府県のライフル射撃協会または競技銃の銃砲店へ質問すること。
その後空気銃で練習を積んで日本ライフル射撃協会や地方のライフル射撃協会主催の公式競技会で装薬銃所持のための所定の段級審査に合格すると体育協会に推薦状の発行を依頼でき、ここで初めて装薬式ライフルの所持のステップが始まる。その気になればエアピストルも可能だが、色々難しいのでここでは省略。
講習会や教習射撃などのステップを経て、ライフル所持が可能になる。
問題は、所持の継続。法律が厳しくなっているので、所持後に練習にも競技会へも参加しない眠り銃ではいけない。射撃協会から所持継続の推薦状を発行してもらうには年に何回か競技会へ参加して実績を作っておかねばならない。また練習にも時々行かないと、銃の安全な扱いなどを忘れる。年に一度、警察の銃砲検査を受ける義務がある。
まじめに練習していれば国体くらいは行ける。地方は選手層が薄いので意外とチャンスはある。国体は他の競技会とは全く雰囲気が違うので、一生に一度くらいは経験してもいい。あえて不人気種目を選ぶのも手だ。
競技銃の専門販売店は、銀座銃砲店・ライフルショップエニス・国友銃砲火薬店など限られているので、地元の小さな猟銃の販売店などへ行っても詳しい話は聞けないので注意。
銃本体以外にも射撃用コートやグローブや監的スコープなど購入するものがあるので初期コストはかかるよ。
国際競技会やオリンピックに出るには、普通の会社員では無理。警察・自衛隊・ごく一部の企業スポーツに力を入れている会社に所属し、365日24時間練習漬けの生活が送れるサポート環境が必要。それでも国内競技会は、参加するチャンスはけっこうあるから、いろんなところへ遠征し、人生経験を積むのもいい。
不明点は射撃協会などへ電話してみるといい。
お礼
詳細なご説明ありがとうございます。 まず、空気銃での実績が必要なのですね。