結合したセルの左上隅のセルを参照するのではなく、指定した範囲の中で、データーが入力されているセルの内、最も下にあるセルを参照する関数では駄目でしょうか?
例えば、A1:C3が結合されていて、それ以下も同様に、A4:C6、A7:C9、A10:C12・・・という具合に結合されている場合において、どの行でもA列にしかデーターは存在しませんから、参照先にはA列のみを指定して、
=KANSU(A2)の様な値を求める際には、A$1:A2の範囲を指定すると、A1~A2の範囲にあるデーターが入力されているセルの中で最も下にあるA1セルの値を取り出し、
=KANSU(C3)の様な値を求める際には、A$1:A3の範囲を指定すると、A1~A3の範囲にあるデーターが入力されているセルの中で最も下にあるA3セルの値を取り出し、
=KANSU(B12)の様な値を求める際には、A$1:A12の範囲を指定すると、A1~A12の範囲にあるデーターが入力されているセルの中で最も下にあるA10セルの値を取り出す
という様な関数です。
但し、結合セルにデーターが入力されていない場合には、その一つ上の結合セルの値を参照してしまいます。
それから、結合セル内に入力されているデーターが数値データーであるのか、それとも、文字列データーであるのかによって、異なる関数となります。
もし、A~C列の結合セルに入力されているデーターが、全て数値データーである場合には、KANSU(A1)やKANSU(B1)、KANSU(C1)に相当する関数は、次の様な関数となります。
=VLOOKUP(9^99,$A$1:$A1,1)
この関数中の9^99の部分は、A~C列に入力される可能性がある最大の数値を、確実に上回る数値であれば、何でも構いません。
又もし、A~C列の結合セルに入力されているデーターが、全て文字列データーである場合には、KANSU(A1)やKANSU(B1)、KANSU(C1)に相当する関数は、次の様な関数となります。
=INDEX($A:$A,MATCH("゛",$A$1:$A1,-1))
この関数中の"゛"の部分は、A~C列の結合セルに入力される筈のない文字列であれば、何でも構いません。