センター試験は国公立大学が1次選抜のための試験でした。現在は私立も参加しています。
もともとセンター試験の存在意義は
「国公立大学で独自入試で選抜するのはいいけど、基礎学力ない人は入学させちゃ駄目だよ」
です。国立大学は将来の日本を支えるエリート養成機関です。そのため国費などが多く使われています。
そうした目的がセンターにはあるのです。
ただ実際は
「筆記試験採点が時間的に無理だから合格見込みのない人は筆記試験を受けさせない」
ための足切りの様相が強いです。
センター試験は毎年80万人程度の人が受ける試験です。
そのため私立としては
「自校で実施しないで優秀な生徒が入学するかもしれない」
「生徒としても受験し安いので大学としても収入が増える」
などの理由で参加しています。
国公立に関しては原則センター受験は必須です。
私立はそのような入試形態をとってるかをご自身で調べてください。
生徒としては国立受験者が私立対策をしないで併願できるメリットはあります。
センターのみの人は
「国立大学で実質センターのみ(横浜国立大経営学部前期など)」
「私立でセンター利用試験のみ受験」
になるでしょう。
一般のみの人はセンター対策に時間をかけたくない私立志望の人です。
両方の人は
「国立も受けるが私立も受ける」
「私立中心だけど国立も、もしくは私立だけだけど私立の独自入試とセンター両方」
のいづれかではないでしょうか?
あなたがどれを選択するかは私は存じませんが
「自分は○○大学に入学したい」
「自分は△△の学部に行きたい」
などの目標を決め達成のためにはどれがいいかをチョイスしてください。
「自分が行きたい大学ではセンター利用ないなら受ける意味ないな~」なんて答えが出てきますよ。
ちなみにセンター利用入試は一般的に難しいと考えています。
以前慶應の法学部でもセンター利用入試はありましたが人数が少なく、合格したのは「間違って東大に不合格だった人」が大半でした。東大に合格して人でも落ちた人がいるって聞きました。
私立のセンター利用は出願が簡単・安いのでレベルは一般受験より難しいです。
「私立のセンター利用のみで受験おしまい」
はやめたほうがいいですよ。
ご参考までに。