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【ネタバレ】映画「プリンセストヨトミ」について
映画「プリンセストヨトミ」を見ました。 そこで1つ質問があります。 どうして鳥居はチャコを誘拐したんですか? 暴力団から守るというのは分かりますが、携帯電話や諸々の所持品をなくしていたことを気付かない点、ホテルに長時間匿っている点を考えると疑問に思います。 途中までは「鳥居は大阪国のことを知っていて、何らかの意図を持った行動」と考えていましたが、違うようです。 どなたか、その解釈をお持ちの方がいらっしゃいましたら、返信いただければと思います。 宜しくお願い致します。
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普通の説明は質問者様の考えたとおりだと思いますので、ここでは屁理屈を 時間が都合良かったので見てきました。うーん、設定、プロットともに大穴がボコボコ開いていましたねえ。 原作を読んだわけではない(読むつもりもないですが)ので、原作ファンからしたら理不尽な言いがかりになるかも知れませんが、映画は本編だけで余計な説明無しに完結させるのが制作側の義務という点ではかなり残念な出来でした。 以下は個人的な意見です。 そもそも、大阪国があるなら暴力団は正規軍です。それに、豊臣恩顧の蜂須賀姓を名乗る組なのですから、それが全くメインストーリーに絡んでこないというのはなんなんでしょう。私は、大阪国の武闘派である蜂須賀家が豊臣の姫を護るために息子を学校に送り込んでいて、それをバカ息子が理解していないというようなストーリーを考えていました。暴力団の形を取っているが、蜂須賀組は大阪国の武闘派で実は仲間じゃないかと思っていました。 それが、何の伏線も無いいじめっこと暴力団の父って、芸がなさ過ぎます。 真田とかとか長宗我部とか松平とか思わせぶりな役名をつけるなら相応の伏線の回収をすべきです。 で、歴史で鳥居と言えば鳥居耀蔵だと思うんですが、にしては歴史的キャラクターを引きずっていないんですよね。単なる突貫娘という薄っぺらな人物設定でした。突貫娘のようでいて、実はその行動が自体回収にも重要な意味を持つという風に作って欲しかったのですが、お調子者がつまずいたら家が壊れちゃったというような話になってしまいました。 ところが、実は一つおかしな点に気付きました。 チャコが鳥居に代紋の話を聞いてから、金属バットを準備して自転車で殴り込みに行くまでにある程度のタイムラグがあります。ところが、鳥居はそれにジャストタイミングでタクシーを乗り付けているのです。これ、タイミングからしておかしくありませんか、自転車よりタクシーの方が圧倒的に速いはず、ということは、鳥居は近くまで行って、自転車が来るのを待っていた、あるいはチャコの行動を監視して連絡するシステムがあったという以外考えられません。 それに、チャコを監禁したホテルは出張で宿泊していたホテルではなく(ツインでしたから)、そのホテルを用意して嫌がって暴れていたはずのチャコをフロントの目につかずにつれ込める。あるいは、フロントや他の客を買収あるいは脅迫して通報させないように出来たわけです。 鳥居耀蔵は時代劇では遠山金四郎の対極として悪玉の陰謀家として描かれることが多いです。 ということでその名を持った者が、実は全ての黒幕で大阪国壊滅を狙っていたのでは、そして、チャコを攫えばどういう事になるかを理解して行動していたのではないか、ひぇー、怖い考えになってしまった・・・ 以下、鑑賞中に考えた疑問点をつらつらと ・大阪停止の時、兵庫県人、奈良県人、京都府人、和歌山県人などは道頓堀にいなかったんですかね ・女子供はどこに行っていたんでしょう ・男子は父親が説明しますが、女子にはどのタイミングで誰(多分母親)が説明するんでしょう。 ・大阪国民が100万人居るとしましょう。そうすると、1世代25年とした場合、昼間だけとして12時間稼動なら、1時間に最低10組は、あの通路で父から息子に伝える事をしなければならない計算になります。結構忙しいですから、お好み焼き食っている途中にも出入りがあったはず。 ・男子の長子相伝ってリスク高いですよね。女の子しかできなかったらとか、結婚しなかったらアウトです。世代損耗率5%とした場合、400年16世代では44%に減ります(結構残るな)。10%だと18%しか残りません。 ・そもそも、5億円ぽっちもらわなきゃ良いのに、たかが5億円のことで毎年会計検査受けて、大阪国存立の危機になるんだから。5億円じゃ高々200人の人件費だし、大阪府や大阪市の予算の1%オーダーです。実際、大阪国運営費用のほとんどは大阪経済から出ていたのだろうから、5億円程度ならもらわない方が安全保障上よいのでは ・何故、大阪城が赤くなるんだろう(超常現象?) な~んてね
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以下、あくまで個人的な解釈なのですが―― 鳥居が茶子を誘拐したのは、質問者様がおっしゃる通り、暴力団、蜂須賀へ討ち入りをすることを防ぐというためでしょう。 鳥居が所持品を紛失していたのにもかかわらず、茶子をホテルに監禁(?)しつづけたのは、目を離すと再び茶子が蜂須賀のところに行ってしまいそうだったためだと思います。 つまり、所持品を失くしたことなど気にしてられないということでしょうか。 にもかかわらず、真っ赤な大阪城を見て茶子を置いて部屋を飛び出たのは、茶子のこと以上に、その状況の異常さが気になったためであろうかと思います。結果として茶子が鳥居のあとを追いかけたので、ことなきを得ましたが。いわばこれも「ミラクル」なのでしょうか。 鳥居はとにかく自分の興味があることのほうに一途に突き進んでいく性格に設定されているようです。 たとえば本来の仕事である調査よりも、大輔のいじめのほうに重きを置いてしまうことからもうかがえます。 仕事よりも食事を優先させようとするところも、そんな性格を表現していると思います。 もちろん鳥居は「おとぼけキャラ」です。話をするのに夢中になって、茶子を逃がしかけたくらいですから。ひょっとすると、所持品をなくしたことさえ、気づいていなかった可能性もありますね。 しかしながら、鳥居があのまま茶子を部屋にとじこめておいたとして、最後はどう解決するつもりだったのだろうか。この点に関しては「?」です。 「そこまで考えていなかった」という解釈も不自然ではないので、ある意味、ズルいキャラですね、鳥居忠子というキャラは。 蛇足ながら、そんなキャラに、妙なリアリティを持たせてしまう綾瀬はるかさんって、すごいと思います。
- qazwsx21
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茶子が偶然、警察に拘束されてしまう原作とは全く違うので、映画オリジナルです。誘拐したというより殴り込みをやめさせるためにやったことが、大阪全停止につながってしまいます。つまり、偶然そうなったと思います。
お礼
細かい回答ありがとうございました。